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ちょっとTシャツの話でも

lessとクラゲがちょっとTシャツの話でもしてみたいと思います。今回は第3回目。お題は「2004年のTシャツシーンを振り返る〜前半」です。2004年のTシャツシーンに何が起こって、それがどういう影響があったのか語ってみました。

ちなみに「2004年のTシャツシーンを振り返る」はボリュームたっぷりのため、今回の3回目と次回の4回目の2回に分けてお送りします。

lessクラゲのプロフィールはこちらです


[その3] 2004年のTシャツシーンを振り返る〜前半 (2004/12/18収録)
クラゲ :今日は「Tシャツシーンの1年を振りかえる」というテーマで。Tシャツ部のコラムから振り返ってみましょうか。ってことで「2004年1月」から。

クラゲ :「TAR-GET から SYURIKEN へ」ってのがありますね

less :いきなりですけど、SYURIKENが僕の中では今年のNo.1ブランドなんですよ

クラゲ :その理由を教えて頂いてもよろしいですか?

less :ネタが徹底的にオタクの香りなんですがスタイリッシュなデザインとグラフィックでそういうサブカル臭がしないんです。でも、掘り下げると深いわけで…

クラゲ :僕もSYURIKENさんは好きなブランドのひとつなんですが、デザインワークとコンセプトの両方のバランスがとれていて、それぞれがレベルが高いんですよね。インディーにして、このクオリティーの高さは凄いんじゃないかと。

less :徹底されてますしね。ボディカラーも忍者である白と黒しかないし

クラゲ :ボディカラーが白と黒の理由ってそういうことだったんですね。深いなぁ。徹底的に忍者にこだわってるってのもいいっすよね。

less :本人が元々幼少時代から忍者が好きで、さまざまな修行をしたので、遂にはじめたという感があるんです

クラゲ :ほー。SYURIKENの前身であるtar-get時代もかなりいかしてて「一時的にやめちゃいます」ってメールをもらったときに、残念だなぁって思っていたんですが、その時期ってのが修行中だったんですね(笑)

less :ははは。僕の場合は自分のブランド持ってますから余計にこういう風にやれるってのがうらやましかったですね。

クラゲ :話はちょっと変わりますが、今回(注:2004年12月)のTシャツワンフェスでのSYURIKENさんのデザインワークはすごいっすね。イベント限定Tシャツが出るということで実物見せてもらったんですが、いやー、すごかったです。全容を言えないのが残念。これはイベントに足を運んでもらっても絶対損しません!

less :忍ですから!

クラゲ :だはは。じゃ、2月に行ってもよろしいですか?



クラゲ :2月ですが「Tシャツビジネス塾スタート」が一番のニュースですかね

less :そうですね。Anything西村さんとNo More Tearsみやじまさんが立ち上げたオリジナルTシャツという会社のれっきとしたビジネスです。

クラゲ :「Tシャツに興味があるけど、どうやってブランドを立ち上げたらいいのか分からない」という方をターゲットにはじめたそうなんですが、今のところ、初級編5回、中級編1回が全て満員です。

less :おおー。「ちょっとTシャツの話でも」の1、2回目でもいいましたが、Tシャツの敷居を低くした張本人ですよ、彼らは

クラゲ :ですね。既に塾出身でのブランドさんもいらっしゃいますしね

less :「PCの出現→ラブサミ→Tシャツ塾」全てが出るべくして出てきた。塾出身の吉田ナゴヤ堂本舗さんとかは、僕がファミリーマートの通信販売に推薦したんですが、他のブランドと遜色ない活躍してますよ。

クラゲ :おー、すばらしい。僕も講師をさせてもらってるんですが「Tシャツをやりたいけど、どうしたらいいか分からない」って方にとっては本当にオススメだと思いますよ

less :そうですね。こういうのが僕らのやる気にも繋がりますしね。

クラゲ :Tシャツ塾ですが、Tシャツブランドを立ち上げる際に必要な事項やノウハウ、ブランドを運営していく上での考え方とか色々教えてくれたり、Tシャツデザインコンペも行って優秀作はNo More Tearsさんの店舗に並ぶ可能性もあるので「ノウハウを教えてもらって>デザインして>お店に並ぶ」という、至れり尽せりの内容ですね。ちょっと、僕がいうと宣伝っぽいですが(笑)

less :よくできてますよ。僕はTシャツとしてだけでなく、普通のビジネス予備校的なそういう印象を受けましたね。

クラゲ :回数を経ることに充実してますねー

less :締め支払いやSEO対策まであるし、そんなん知らんかったわって僕が思うくらいです(笑)

クラゲ :だはは。講師は西村さん&みやじまさんの他に、久米繊維久米さん。そして、現在インディーズブランドで活躍しているゲスト講師さん。経営コンサルタントさんによる資金繰りについての講座もあったりします

less :豪華!!

クラゲ :で、僕も講座させてもらってまして、ネット関係についていろいろ話させてもらってます

less :僕も一回講師で行きましたが、勉強させられることのほうが多かったですよ。

クラゲ :来年も定期的に行われると思いますので、興味のある方は是非

less :宣伝シメやー

クラゲ :だはは



クラゲ :では3月ですが、ワンダーTシャツフェスティバルが正式に開催開始したのがこの月ですね

less:そうなんですよこのときは全然人がこなくってねー。畳の部屋にだいのじになってましたよ。

クラゲ :だはは。ワンダーTシャツフェスティバルを開催しようと思ったいきさつを教えていただいてもよろしいでしょうか?

less :元々はファミコンTシャツを集めたイベントがやりたくって、その場所としては電脳街秋葉原は最適だと思ってやりだしたんですよね。

クラゲ :日本で一番ファミコンTシャツが売れそうな土地ですもね

less :それがセールス的に芳しくなくって、よく考えたら別にファミコンやなくてもええかーってそうなりまして、他のブランドを集めたごちゃ混ぜ販売イベントに発展したんです。

クラゲ :月一回開催のペースが1年続いたってのはすごいですよね

less :ちょうどこのときBEAMS Tが「ドラクエTシャツ」を出したときで、僕にとってはいい意味でこの拡散はありやなあって思ったんですよ。1年続いたのもいろんなブランドが出る雑多なものになったからだと思います。

クラゲ :回数を経ることにパワーアップして、2004年12月に行われた回は冬にもかかわらず大好評でしたよね

less :最近はかなりいいペースでお客さんがきてます。公式ページ作ったり、みなさんの口コミの手助けがあったりで嬉しいですよ。

クラゲ :Tシャツワンフェスは来年も続けていく予定ですか?

less :モチロン!!クラゲ枠とか作りましたし。それにしても、クラゲさんまで介入してくるとは想像もしてませんでしたけどね(笑)

クラゲ :だはは。あと、途中からガチンコルールが出来たじゃないですか?最下位は次回出場停止ってやつ。これって何かきっかけとかあるんですか?

less :チャンピオンがガチなのは最初からだったんですよ。そういうイベントって無かったんで

クラゲ :「売上げ」というブランドにとってのブラックボックスを明らかにしちゃうってのはすごく画期的ですよね。最初聞いたときに「ガチンコで売上げ順位つけちゃうと協力してくれるブランドさんがいなくなっちゃうのでは?」と、ちょっと心配になったんですよ(笑)

less :いや、その逆ですよ。チャンプってのがいるから自分もなれるかもって思って、いろいろなこと考えて挑んでくるわけです。でもなかなかチャンプにはなれないから余計に悔しい。

クラゲ :ほー。最下位ルールのきっかけはどういうところからですか?

less :はじめは誰でも来いだったんですよ。そしたらめっちゃ増えたんですよ。さらに、売れないブランドは全く売れなくなりまして。そこで、売れないブランドが次の勝負に準備できるようにと最下位は次回出場停止にしたんです。

クラゲ :そういうことなんですね

less :僕も怖いですけどね、ガチですから。主催者でられへんって洒落になってない

クラゲ :見ているほうはそのガチが面白いんですよー。次回はどこがチャンピョンだろうって楽しみに毎回見てます。

less :人事やと思って(怒)

クラゲ :だはは。けど、Tシャツイベントのセカンドステージだと思いますよ。イベント自体が楽しいってはワンダーTシャツフェスティバルならではですよね

less :僕らが一番面白がってますからね



クラゲ :では4月。この月はイベントの開催日程やコンテスト開催お知らせが多いですね

less :見てみるとそうですね。

クラゲ :Tシャツのオンシーズンが4月からってことからですかね?

less :ええ。この月は2ちゃんねるTシャツコンテストまでありますもん(笑)。審査員やられたんでしたっけ?

クラゲ :ええ。させて頂いたんですけど、もろ2ちゃんねるなデザインから、全然2ちゃんねるとわからないデザインまであって、審査していて楽しかったコンテストですね

less :こういうのって応募がなかなかあつまらへんってイメージありますけど、2ちゃんねるはどうでした?

クラゲ :すごい数のデザイン集まってましたよ。こちらで選考する時点で51種類選考作品がありましたから選びがいありましたよ。

less :やっぱ時流ですねー。電車男が年末出版されるくらいですもん。Tシャツブームともリンクしてますよ。

クラゲ :2ちゃんねらーの方も楽しんでデザインを応募しているようなんで、選んでいるほうも楽しさが伝わってきますよ

less :この時期のユニクロのコレクションなんかも大いに盛り上がりましたしね。けど、ちょっととんがった人は2ちゃんにいったのかも。楽しそうやしなあ。



クラゲ :では5月いきましょう

less :Tシャツラブサミット4があったんですが、これは前回話したので今日はおいといて、LAUNDRYのデザイナーの方が主催されている個人ブランド(コンパスPansonWorks)ですね。LAUNDRYってTシャツ業界では避けて通れないブランドだと思うんですよ。

クラゲ :そうですね。女子層の支持率はかなり高いですからね。最近は男性も着ている方をよく見るようになりましたね。

less :ええ

クラゲ :ブランドさんの視点から見ると、LAUNDRYさんってどうですか?

less :コラボレーションっていう会社がやってるんですけど、きちんとしてるなあってイメージがありますね。あと新作のペースがもう異様に速いですもん。面白くって僕もつい見に行きますよ

クラゲ :そうなんですよね。僕も個人的に新作は必ずチェックしてますねー。

less :現在は新作のペース毎週ですよね、確か。

クラゲ :すごいなぁけど、インディーズでも軌道に乗ってるブランドって、定期的に新作を出すってことをしっかり押さえているんですよね

less :いえてます。LAUNDRYの場合は複数のデザイナーがいるから。あと資本力あるから、まあ、よくわかるんですよ。でも、1,2人でやってて12月に半そでのTシャツを3種類も4種類もリリースしたコアチョコはクレイジーですよ(いっちゃった)

クラゲ :笑。けど、僕はイチお客の立場からの発言なんですが、やっぱり、新作が続々出るブランドって期待が高まるんで、愛着が出てきますね

less :うん。なので、みんなLAUNDRYにまけるな!と

クラゲ :そうですね。今、頑張っているブランドさんが最終的にLAUNDRYみたいな体制になると、Tシャツ業界も更に楽しくなりますよね

less :うん。



クラゲ :じゃ、6月いきましょうか

less :JABLOWとりあげてますね

クラゲ :そうっすねー

less :クラゲさんはガンダムひっかからないんですか?

クラゲ :もろガンダム世代なんですが、全然興味がなかったんですよ

less :僕はZが大好きで、そういうのを表現したいなあって思ってたんですけど、上手くリスペクトしてるってのがJABLOWのガンダム愛だと思うんですよね。

クラゲ :おー

less :見る人が見たらニヤリ。でも直球ではない、みたいなね。名前はまんまやん!ですけど(笑)

クラゲ :あと第3回Tシャツ祭り「シャツチッタ」開催ですね

less :このときT−4にいたので会場にいけてないんですけど、どうでしたか?

クラゲ :僕、足を運んだんですが、川崎のチッタ周辺の賑わいに更ににぎわせたイベントで、普段インディーズTシャツを見たことないような色々な方がTシャツを手にとってましたので、ラブサミとはまた別の層にTシャツを訴えかけるイベントだなぁという印象を受けましたね

less :今年のインディTブームの先陣をまさにきってたんじゃないですか?この後、T−4開幕、インディTシャツ本の出版と7月にも続けざまに話題が多かったですよね。クラゲさんもこのあたりお忙しかったでしょ?

クラゲ :色々とお声かけてもらって、動き回ってましたね

less :ブランドもいっぱい出てきたですし、今、封鎖したサイト結構ありますけど…(苦笑)。まあ、そういうのも含め面白い時期ですよ

クラゲ :僕がTシャツ部はじめた頃って、たまにコラムのネタに困るときとかあったんですよ。けど、今年の夏なんかは全然困らないどころか泣く泣く紹介できないネタとかあったんで、活性化してきたと肌で感じましたね


クラゲ :で、6月まで終わったんですが、かなり長くなったんで、今日はここで一旦終わりということで

less :これ、今回のだけでも膨大っすよ。

クラゲ :年明けに後半戦を語りましょうか

less :年明けなのに振り返る?ま、ええか(笑)

クラゲ :ま、そのまったり具合がTシャツ部とうことで(笑)

less :今回泣く泣くカットされるブランドさんがあったとしたごめんなさい。ほんといっぱいあるんですが、今後ちょくちょく話題にあげていきます。

クラゲ :ごめんなさい!では、今回はこれで終わりということで。また次回!

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プロフィール
less

74年生。Tシャツパラノイア(命名:久米さん@久米繊維代表)、音楽ジャンキー。99年にTシャツオンリーラボブランドMARS SIXTEENの活動を開始。現在まで100種類以上のワークスをこなし、「ファミコンリスペクトタイトル全制覇!」を掲げるゲームTのサードパーティー的存在になりつつある。

また、Tシャツに関するあらゆることに携わる、デザイン、工場での作成、流通、販売と全てを行う(株)マーズ・シックスティーンの代表を務める。

クラゲ

73年生。東京Tシャツ部の部長兼サイトのwebmaster。北海道生まれ、東京在住。昼間は普通のサラリーマン。「Tシャツ」「お笑い」「テクノ」をこよなく愛す31歳。

夢は365日毎日違うTシャツを着ること。

夏は大小様々な野外raveに出没、冬はコタツを囲んで友達との鍋パーティーというのがここ数年の流れ。

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