第33回目のサイトインタビューは「吉田ナゴヤ堂本舗」さんです。

吉田ナゴヤ堂本舗のサイトはこちらです
今回は吉田ナゴヤ堂本舗さんにインタビューを行いました。ビジネスTシャツ塾一期生である吉田ナゴヤ堂本舗さんに色々とお話をお伺いしてみました。
では、お楽しみに。
[第33回目] 「Tシャツサイトインタビュー」〜吉田ナゴヤ堂本舗編〜 (2008/5/25収録)
クラゲ : 今日はよろしくお願いいたします。
吉田ナゴヤ堂本舗 : こちらこそよろしくお願いいたします。
クラゲ : まず最初にブランドの自己紹介をお願いいたします
吉田ナゴヤ堂本舗 : はい。まぬけTシャツ一本勝負「吉田ナゴヤ堂本舗」の吉田ナゴヤです。吉田ナゴヤ堂本舗では、Tシャツ前面に日本語で堂々と文字ネタをプリントすることで、「街ですれ違う知らない人を笑わせるTシャツ」を目指してます!
クラゲ : ブランド名の由来を教えてください
吉田ナゴヤ堂本舗 : いやー、これいつも聞かれると困るんですよ(笑)。「なんでナゴヤ?」ってよく聞かれますけど、特にそれほど理由は…。
クラゲ : そうなんですか?
吉田ナゴヤ堂本舗 : まずはじめ、Tシャツ屋をやる時に自分のTシャツ屋ネームと言いますか、要するに芸名を考えたんです。今考えると、なぜ芸名がいるのか解りませんけども。で、苗字は本名の「吉田」でいいやと思って、名前を何にしようかと。なるべくカッコつけたような感じじゃなくて、しかも簡単に読める名前にしたいと思いまして、じゃあ、カタカナだ…。で、ナゴヤ。なんででしたかねぇ…。 なんかいろいろ書いてみて、字面が気に入ったくらいのことだったと思います。
クラゲ : ほほー
吉田ナゴヤ堂本舗 :僕は奈良県の出身で、別にナゴヤは地名の名古屋ということではないんです。で、自分の名前を最初に作って、その「吉田ナゴヤ」がやるお店ということで、「吉田ナゴヤ堂」、もう少し長くしたいと思って「本舗」をつけました。
とにかく何か変でよく解らない屋号にしようとは思ってましたので、その点では成功です(笑)。あまり横文字を使うのは好きじゃないので、最初から日本語でつけることは決めてましたね。ところで、急に不安になったんですけど、この話って誰か聞きたい人いるんですかね?(笑)
クラゲ : だはは。少なくとも僕は聞きたかったので大丈夫ですよ(笑)。Tシャツを作り始めたきっかけを教えてください
吉田ナゴヤ堂本舗 : もともとは昔、友達と話をしてて「Tシャツに漢字一文字、さて何と書いてあったら笑えるか?」というテーマで激論を戦わせまして(笑)。クラゲさんだったら、何がいいと思いますか?
クラゲ : おおー、難しい質問ですね。
吉田ナゴヤ堂本舗 : ま、その時も「汗」とか「芋」とかいろいろ出まして、結局僕は「犬」が気に入ったんですけど。意味ないですよね、Tシャツに「犬」。で、もともと漢字とか日本語ロゴが好きだったんですけど、それから「おもしろいTシャツ」を意識するようになって、笑える日本語Tシャツを集め始めました。
でも、当時はまだ日本語ロゴって少なかったですし、だんだん好みがうるさくなっていくと、やはり「もう自分で作らなきゃ、しょうがない!」と思うようになって…思ったけれども、どうしたらいいのか解らない、って時期がしばらく続きました。
Tシャツ作って売りたいなーと思いながら、毎日いろんなTシャツサイトをネットで見るようになっていったんですけど、そんな時に「Tシャツビジネス塾」というのが始まるというのを見つけまして、すぐに参加申し込みをしました。僕が最初の参加希望者だったそうです(笑)。
クラゲ : おおー、そうだったんですね。
吉田ナゴヤ堂本舗 : で、ビジネス塾の第1期生として知りたかったTシャツの売り方をいろいろ学べたんですが、講師のクラゲさんという方がいらっしゃいまして(笑)。その方が「お前は将来大物になる!クラゲ賞をやるから絶対Tシャツ屋になれ!Tシャツ界の星を目指せ!」っておっしゃるので(笑)、スッカリ間に受けてナゴヤ堂を始めました。それがちょうど今から4年前くらいですね。
クラゲ : そうなんですよね。当時のTシャツビジネス塾では、僕が参加生徒さんの一名を選んで「クラゲ賞」を授与していたんですよね。でも2回目からのTシャツ塾ではクラゲ賞はなくなっちゃったので(苦笑)、最初で最後のクラゲ賞受賞者なんですよね。
吉田ナゴヤ堂本舗 : そうです!インディーズTシャツブランドは数あれど、「クラゲ賞をもらったブランド」はナゴヤ堂だけ(笑)!ウワサでは、せっかく第1期のクラゲ賞なのに、こんなまぬけなのを選んじゃったので「クラゲ賞やめよう」ってことになったとかならなかったとか…(笑)。
ビジネス塾の関係でその後すぐに下北沢の No More Tears さんにTシャツを置いていただけることになりまして、「勝負服」「仕事中」「佐藤じゃない」「クリスません」「雨男検定」の5作品を作りました。「佐藤じゃない」や「仕事中」は、今でもウチではよく売れるTシャツですね。
クラゲ : 当時ここら辺のTシャツのネタはどのような感じで思いついたんですか?
吉田ナゴヤ堂本舗 : この頃は「文字ネタで勝負しよう」とは思ってましたが、具体的にはできてないものもありましたね。ちょうどこの頃に新幹線に乗ることがあって、そのヒマな時にいろいろ考えて「雨男検定」とかができました。「クリスません」なんてのは、その前の年のクリスマス前に「カップルの奴らは勝手にクリスマスやってろ!おれは『クリスません』をやってやるから!」って急に口走った冗談が元ネタでしたね。
クラゲ : おおー、そうなんですね。その後、ネット上でTシャツ販売を開始されたかと思うんですが、いかがでした?
吉田ナゴヤ堂本舗 : とにかく最初が大変でしたね。サイトの作り方とか何も解らなかったですし。「ホームページビルダー」を買って来て、毎日半泣きで作業してましたけど、ちっとも進まないし、やっとできたサイトはすごくショボくてイヤになりました。Tシャツも最初は手刷りでやろうとして「Tシャツくん」とか買ったんですけど、まったくうまくできなくて。僕はTシャツにプリントするネタを考える以外のことは、何ひとつまともにできないと今でも思いますね…。
クラゲ : かなり大変な感じだったんですね…。逆にうれしかったエピソードを聞かせていただきますか?
吉田ナゴヤ堂本舗 : うれしかったことは、いろいろあります。ご注文をいただけると未だに1件1件うれしいですし、「TV Bros」の表紙で佐藤隆太さんが「佐藤じゃない」を着てくれたり、TEAM-NACS の佐藤重幸さん(今は改名されて戸次重幸さん)がDVD「COMPOSER」の特典映像の中で、やはり「佐藤じゃない」を着てくれたり…。あとは、実際に着ていただいてる方からのお話が聞けたらうれしいですね。
去年の夏の野外ロックフェスに「佐藤じゃない」を着て行ってくださった方がいるんですが、そしたら見知らぬ人が「おれもそのTシャツ持ってる!」って言ってきて、しばらく盛り上がったんだそうです。これはその場にいたかったですね(笑)。
でも、街で知らない人がナゴヤ堂のTシャツを着てるって経験が未だにないんですよ。
これ、あったらうれしいと思うんですけどねー。他のブランドさんだと、そういうこともあるんでしょうかね?
クラゲ : 他のブランドさんでもなかなか自分のTシャツを街中で見ることはないそうですよ。ただ、それだけに着ているところを見つけると皆さんすごいうれしいそうです。
吉田ナゴヤ堂本舗 : 他には、一度、お客様が僕の住んでるアパートまで来てしまったことがありました(笑)。
クラゲ : ええー!それはどうしてですか?
吉田ナゴヤ堂本舗 : ある雑誌に掲載していただいた時に住所が載ったんですが、記事を読んだ方がお店があると思われたようで、アパートにいたら電話がかかってきたんです。その時は部屋が汚かったので、近所の喫茶店でTシャツを見てもらいました。結構買っていただいちゃいましてありがたかったです。ヒマな時はこういうのも大歓迎なんですが、僕もアパートにいないこともありますので、なるべくネットでお買い求めいただければ(笑)。
クラゲ : その後色々なTシャツをリリースされてますが、アイデアはどのように考えてらっしゃるんですか?
吉田ナゴヤ堂本舗 : さっきは「雨男検定」を新幹線で考えついたとか言いましたけど、ああいうのは珍しいパターンでして、たいていは「クリスません」みたいに、以前自分で口走った冗談とか、急に思いついたのをネタにすることが多いですね。思いつくのはだいたい仕事とか、ツマンナイことをしてる時ですね。頭が現実逃避をするんでしょうね。新幹線の中っていうのもそうかもしれません。でも、だからずーっとツマラナイことをしてればいいっていうのじゃなくて、普段楽しいことや興奮するようなことをたくさんしておくことが大事だと思うんです。それによって、何かが頭の中にたまっていって、それがツマラナイ時にぽろっと出てくるんです、きっと。
クラゲ : ふむふむ
吉田ナゴヤ堂本舗 : だから、普段はもっともっと楽しいことして遊んでなくちゃダメだと(笑)。ナゴヤ堂のために(笑)。仕事のためとかに使ってるノートがありますけど、最後の方のページは全部Tシャツのネタ帳になってます。ナゴヤ堂はデザインってことを一切しませんから、ネタの部分だけが勝負になるんですよ。だから、せめて、ネタをたくさん考えてたくさん捨てて、って部分だけは一所懸命やらなくっちゃなと思います。
クラゲ : やっぱり遊ぶことって大事なんですね。そんな吉田さんにとってTシャツとは何でしょうか?
吉田ナゴヤ堂本舗 : おおっと(笑)。これは、スゴイ質問ですね!僕にとっては、やはりTシャツは「人との距離を縮める道具」だと思ってます。おもしろいTシャツを集めて着るようになった頃からは、初対面の人には必ず「変なTシャツの人」という第一印象を与えてるようで、これはとても楽しいし、楽なことなんですよ。話しかけられやすいですしね。ですので、ナゴヤ堂でもそういうTシャツを作っていければいいなと思います。
クラゲ : 確かに僕も同感です。吉田さんが気になるTシャツブランドを教えていただけますでしょうか?
吉田ナゴヤ堂本舗 : いろんなブランドさんの作品を見て「すごいなあ」とか思うことはあっても、何せああいうTシャツしか作れませんからね(笑)。そういう時は完全にTシャツファンの目で見ちゃってますね。あー、「伊藤製作所」の伊藤くんとは、なんだか「同期」みたいな気分でいるんで、そういう意味では気になる…ってことにしといてください(笑)。今のところ、ナゴヤ堂は完全に置いてきぼりを食らってますけど!
クラゲ : では最後に今後の目標を教えていただけますか。
吉田ナゴヤ堂本舗 : そうですね、まずはなるべく長くこういうバカなことを続けていくことでしょうか。あとナゴヤ堂サイトで「写真館」のコーナーを作ってから、旅行と写真という趣味ができたので、旅行に行ってはTシャツの写真撮って、それが本になって、本も売れるしTシャツも売れるっていうのがいいんですけど。無理ですかねえ(笑)。
クラゲ : そのようになると最高ですね!東京Tシャツ部をご覧の皆様に一言いただけますでしょうか
吉田ナゴヤ堂本舗 : ここまでお読みいただいてますかー?(笑)カッコ悪いTシャツを売る店、吉田ナゴヤ堂本舗でーす!みなさま、カッコいい服はすでにお持ちでしょうから、たまにはナゴヤ堂のカッコ悪いTシャツでもいかがでしょうか?あと僕はイベント大好きですので、今後も積極的に出て行きたいと思っています。もしもイベントでナゴヤ堂をお見かけの際は、ぜひお気軽に声をかけてやってください!Tシャツ無理矢理買わせたりしませんから!
クラゲ : 今日はありがとうございました
吉田ナゴヤ堂本舗 : ありがとうございました
対談はこれで終わりです。
イベントなどで吉田さんを拝見するたびに「吉田さんは心からTシャツを楽しんでるなー」と思ってます。まさに「Tシャツは人との距離を縮める道具」を体現されていますね。
ということで、今回ご協力いただいた「吉田ナゴヤ堂本舗」のサイトはコチラ。このインタビューを読んだ後にサイトを見てみると、新しい発見があるかもしれませんよ。
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