第25回目のサイトインタビューは「Tの衝動」さんです。
今回は実験的試みで、Tシャツブランドではなく、Tシャツファンサイトである「Tの衝動」のRyo-jinさんにお話を伺いました。
ここ数年でTシャツをテーマにしたサイトをいくつか見かけるようになったのですが、そこでクラゲは「どうしてこの方はTシャツにはまるようになったんだろう?」というのが気になっていました。
そこで、Tシャツブランドの間でも定評の高い「Tの衝動」さんにTシャツにまつわる話をお伺いしてみました。普段とは毛色の違うインタビューになりますが、最後までご覧ください。
[第25回目] 「Tシャツサイトインタビュー」〜Tの衝動編〜 (2007/8/6収録)
クラゲ : 今日はよろしくお願いいたします。
Ryo-jin : こちらこそよろしくお願いします。
クラゲ : 簡単に自己紹介をお願いしてもよろしいですか?
Ryo-jin : はい。えっと、「Tの衝動」というTシャツコレクターブログのオーナーの桜沢良仁(さくらざわ・りょうじん)です。東T部ではRyo-jinという名前で部員登録しています。
クラゲ : 今日はブランドさんじゃなくて、Tシャツ好き部員さんへのインタビューという初めての試みです。どうしてRyo-jinさんにインタビューをしようかと思ったかというと、ブログからにじみ出るTシャツへの愛が深くて深くて、前々から一度お話を聞いてみたいと思っていたんですよ(笑)。ということで、Tシャツに興味を持ったきっかけを教えてもらってよろしいですか?
Ryo-jin : そうですね、僕は昔から「趣味は旅」って言ってたんですが、お土産選びとかにこだわっているうちに、自分にも何か旅の記念になるものを買おうと思い、実用的なものがいいってことで旅先で買ったTシャツが増えていきました。そんな中で北海道で「着てみたい北のTシャツデザイン展」というイベントに出会いまして、以来Tシャツそのものに興味がシフトしていったんですね。
クラゲ : そのイベントに出会ったのは何年くらい前なんですか?
Ryo-jin : 存在を知ったのはもう5年くらい前のはずなんですが、参加は今年で4回目になりますね。
クラゲ : Tシャツそのものに興味をもたれた最初の頃は、どういうTシャツを買っていったんですか?
Ryo-jin : 最初は地方のお土産って言うことで、土地土地のものですね。富良野に行けばラベンダーがデザインされたTシャツ、みたいな。
クラゲ : そこから、インディーズTシャツを呼ばれるものにはまっていったきっかけはなんだったんでしょうか?
Ryo-jin : 「着てみたい北の〜」というイベントに興味がわいて、Tシャツ関連のイベント、っていうものに興味を持ちました。僕が抱いていた旅とセットになるような地方イベントだけじゃなくて、インディーズブランドのイベントって言うものが世の中にはあるんだ、ってことを東京Tシャツ部で知りました(笑)。
クラゲ : おー!東京Tシャツ部がきっかけになったというのはうれしい限りです。最初に東京Tシャツ部にはどうやってたどり着いたかおぼえてらっしゃいます?
Ryo-jin : パソコンで検索していたときですね。確か会社の昼休みだったので、いかんこのサイトは昼休み中に見るのは無理だ、と思って、自宅に帰って今度は東京Tシャツ部で検索したのを覚えています。最初に見たときに情報量が多いので、僕が求めていた「Tシャツイベント」の記事がどこにあるかぱっと見てわからなかったのと、「着てみたい〜」は自分でTシャツを作るイベントなので、デザインのヒント捜しにも使えるなって思ったからですね。あとリンク集を見て世の中にはこんなにブランドがあるのかと思って、ゆっくりチェックしようと思ったのもあります。
クラゲ : ほほー。東京Tシャツ部をチェックしてから最初に行ったイベントはどちらだったんですか?
Ryo-jin : ワンダーTシャツフェスティバル・・・いや、もしかして、渋谷でやった東T部のTシャツ交換イベントかな?
クラゲ : おおー!「Tシャツトレード大会」にいらしていただいたんですか。ありがとうございます(笑)。ワンダーTシャツフェスティバルに行ってみてどうでした?
Ryo-jin : 僕って元々あまりブランドって物にこだわりなかったんですが、初めて自分が特定ブランドにはまったのに気づいて自分自身に驚きました。
クラゲ : それは興味深いですね。最初にはまっていたのはどちらのブランドさんですか?
Ryo-jin : 最初に「Capital Radio One」、その次に「もののふ」です。
クラゲ : どうしてこれらのブランドに興味をひかれていったんでしょうかね?
Ryo-jin : CRO(Capital Radio One)の場合は、僕は趣味で音楽活動を十年以上していたのですが、管楽器なのでロックとかパンクとかに偏ったものだと音楽系Tシャツでもちょっと違和感がある、と思っていたところに、普遍的な音楽を表わす「Map」との出会いがあって一気にはまりました。もののふは僕が大学時代中世から近世の日本文学を専攻していまして、戦国武将をヒロイックに扱ったものとかが好きだったので、「加藤清正虎退治」がはまるきっかけでした。どちらも僕の“人となり”を端的に示してくれるブランドだったと言えますね。
クラゲ : 他にはどういうイベントに足を運ばれたんですか?
Ryo-jin : ラブサミ(Tシャツラブサミット)と、もちろんTシャツ美術館、それから「着てみたい〜」で毎年北海道に行くので小樽のめーでるT4、あとやはり自分で作って出展するイベントなんですが、高知のTシャツアート展、デザインフェスタも何回か…。シャツチッタだけは一度も予定が合ったことがなくて。
クラゲ : そんなこんなでブログ「Tの衝動」を開設されたのはいつ頃ですか?
Ryo-jin : 開設したのは2005年の年末です。もう思いっきりTシャツのオフシーズンに(爆)。ある程度記事が溜まったら東T部にリンクの申し込みをしようと思っていたら、クラゲさんに先に発見されましたよね(苦笑)。
クラゲ : 発見しちゃいました(笑)。Tシャツに対する愛あふれるブログで、絶対にTシャツ部で紹介したいと思いました。ブログタイトル「Tの衝動」の名前の由来はどちらからなのでしょうか?
Ryo-jin : 最初の頃は衝動買いばかりしていたんで衝動って言葉を使いたかったんですね。で、当時何となく私小説みたいなブログにしようかなぁと思っていてそんな作りにしたんですが、早い段階で私小説へのこだわりは消えました(苦笑)。
クラゲ : ブログですが、1つの記事にどれくらいお時間かかったりするんですか?
Ryo-jin : 単なる紹介なら十数分で済んでしまうんですが、自分と紹介するブランドとの馴れ初めとかを書くときは思い出しながら書くのでもっと時間がかかりますね。あと、画像の撮り方に妙なルールをつけたおかげで、画像の準備にえらく時間がかかることはあります。
クラゲ : お、それはどういうルールなんですか?
Ryo-jin : 洗濯して物干しに吊るして撮影しています。「着てみたい北のTシャツデザイン展」と同じパターンです。
クラゲ : ほほー。面白いですね。ブログをはじめてみてなにか変化はありましたか?
Ryo-jin : えー、これはクラゲさんにすっぱ抜かれたのが原因なんですが(笑)、ブランドの方とお近づきになる機会に恵まれることが多くなったのが大きいですね。ブランドの皆さんを見ていると「客商売の基本」を見るようで、ときどき自分自身の本業の仕事への取り組み方を反省したりすることもありますね(爆)。
クラゲ : Ryo-jinさんのブログはブランドさんの間でも評価の高いブログなんですよ。ちょこちょこそういう話を耳にします
Ryo-jin : いやー、そういうことになると思っていなかったんで、恐縮しちゃうんですけどね。ブランドの方からコメントいただくと逆にあせってしまったり。
クラゲ : 今、注目されているブランドさんとかお伺いしてもいいですか?
Ryo-jin : 最近は106さんとか、あと実はまだブログのカテゴリ一覧にも無いんですが、今度廣島ひよこ堂さんを加える予定です。
クラゲ : おー、楽しみな感じです。
クラゲ : Ryo-jinさんが無人島に1枚だけTシャツを持っていけるとしたら、どのTシャツを持って行きますか?
Ryo-jin : それは非常に難しい質問ですね。その日の気分によっては SCOPY さんのほんわか系かもしれないし、OutsiderVoice さんのシュール系かもしれないですけどね・・・あー、でも I-B の「POP LIFE」かな。自分の生き方のテーマみたいなものなんで。「POP LIFE」のロゴ、僕の携帯の待受画像になっているんです(笑)。
クラゲ : では、最後の質問を。Ryo-jinさんにとってTシャツとは?
Ryo-jin : そうですね、自分らしさを表すのに一番便利な服じゃないですかね。だから僕はデザインのモチーフにこだわりたいですし、Tシャツを見てその日の僕の気分や、僕の人となりを察してもらえると嬉しい、そんな喜びをもらえるツールですね。もちろん気分なんて日々変わるものですし、僕と言う人間もそう単純ではないつもりなんですが、だからこそ「どんな日に着ようかな」って考えながらさまざまなTシャツを買い集めているんです。
クラゲ : 今日は長い時間ありがとうございました!
Ryo-jin : こちらこそとりとめもない感じですみませんでした。ありがとうございました。
対談はこれで終わりです。
最後の質問「Ryo-jinさんにとってTシャツとは?」の答えは僕も同感です。Tシャツ好きのみなさんだったら、こういう気持ちわかってくれるのではないでしょうか?
ということで、今回ご協力いただいた「Tの衝動」のサイトはコチラ。このインタビューを読んだ後にサイトを見てみると、新しい発見があるかもしれませんよ。
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