Tシャツブランドインタビュー第22回目は「伊藤製作所編」です。

伊藤製作所のサイトはこちらです
第22回目のブランドインタビューは、「伊藤製作所」の伊藤さんにお話を伺いました。Tシャツ制作のほかにも「パンダの置物」「フエルトグッズ」などでもクリエイティビティを発揮されている伊藤さんからどういうお話が伺えるでしょうか。お楽しみに。
[第22回目] クラゲの「Tシャツブランドインタビュー」〜伊藤製作所〜 (2007/7/1収録)
クラゲ : 今日はよろしくお願いいたします
伊藤製作所 : よろしくお願いします。
クラゲ : 最初に自己紹介をお願いします
伊藤製作所 : 自己紹介ですか!えー、Tシャツを売ってます。伊藤製作所の伊藤です。
クラゲ : どういうTシャツを販売されているんですか?
伊藤製作所 : 基本的にはバカTシャツに分類されてると思うんですけど、まぁ、バカTシャツですかね〜。逆にどんなTシャツに見えます?
クラゲ : 伊藤製作所さんのTシャツは「バカ」というよりは「ほんわか系」のような気もします。
伊藤製作所 : ほんわか!?あー、でも切れ気味で本気でやってても、ゆるーい感じって言われるから、そうかもしれないです。
クラゲ : じゃ「ゆる系」ってことで(笑)
伊藤製作所 : はじめまして!ゆる系のTシャツを売ってます。伊藤製作所の伊藤です。(笑)
クラゲ : では、ゆる系の伊藤さんにお伺いしますが(笑)元々Tシャツを作り始めたのはどういうきっかけなんですか?
伊藤製作所 : そこに触れますか!やはり!
クラゲ : はい
伊藤製作所 : えー、クラゲさんも講師をされてるTシャツ塾に出たのがきっかけですねー。
クラゲ : Tシャツ塾はどうして受講されようと思ったんですか?
伊藤製作所 : 当時はやりたいことが見つからない時期でして(笑)。なんでもとりあえず試しにやってみようということで。具体的には、デザインフェスタで知ったTシャツ屋さんがTシャツ塾で講師をするってホームページで紹介してたので知ったんですけど。(なんかうまく言えてないっすね。先進みましょう)
クラゲ : Tシャツビジネス塾を受講されてみて感想はいかがでした?
伊藤製作所 : こんなんで食べていく方法もあるんだってわかったことが大きいですねー。就職以外で食べていけるなんて思ってなかったから。あ、これまで就職したことないんで(笑)。
クラゲ : それまでは何をされていたんですか?
伊藤製作所 : ボクシングしてたんですけど大学3年でプロになっちゃって。で、就職しないで続けちゃって。で、挫折して。その後はずっといわゆるフリーターしてました。
クラゲ : プロボクサーですか!けど、そこからTシャツに結びつかない気がしたりするんですが(笑)。昔からものをつくることはお好きだったんですか?
伊藤製作所 : そうですねー。小さいころから好きでしたねー。ちゃんと習ったことはないですけど。あ、でも今はちゃんと習ったことがないのが強みかなと思ってます。
クラゲ : ほほー、Tシャツビジネス塾を受講された後はどういうアクションを起こされました?
伊藤製作所 : えっと、7月、8月あたりに受けて、10月のTシャツラブサミットに出ましたね。あのときがまだバイトもしてたし、いちばん大変でした(笑)。
クラゲ : 販売するTシャツはどうされたんですか?
伊藤製作所 : その2ヵ月の間に10種類を目標にして、結局8種類くらいできました。
クラゲ : その8種類のデザインはどうやって発想したんですか?
伊藤製作所 : なんでしょうね〜。でも誰でもネタってある程度は持ってるじゃないですか。その自分の中のストックを出した感じですかね。
クラゲ : で、そこで出てみたラブサミの結果はいかがでした?
伊藤製作所 : 初めてでしたけど悪くなかったですねー。当時なりの目標はクリアできたって感じでした。
クラゲ : サイトオープンはそのあとですか?
伊藤製作所 : そうですね。そのあたりですね。トップページしかないサイトでしたけど(笑)。
クラゲ : サイトでTシャツを販売されてみて当初の売り上げはいかがでした?
伊藤製作所 : 2ヵ月くらいたってですかね、初めての注文は。でも半年くらいは注文ないだろうって覚悟してやってたんで、思ったより早くてうれしかったです。そこから1件が2件、2件が4件と徐々に増えてくれた感じです。
クラゲ : 最初に注文が入った瞬間のことって覚えてます?
伊藤製作所 : 覚えてますねー。うれしかったと言うよりも、まさか!って感じでした。地道にページを充実させていってはいたんですけど、まだまだだろうって思ってたんで。当時は配送業者とは代引きの契約が必要とか知らなくて、テンパったりとか(笑)。佐川とかヤマトって代引きしようと思っても、申し込んでおかないとできないんですよね。って、話すほどのことでもないですけど(笑)。
クラゲ : 最初はそういうところでもつまずいたんですね
伊藤製作所 : そうなんですね、問題が起きてみないとわからない(笑)。今もあいかわらずのような気もしますけど。
クラゲ : そんな伊藤さんのTシャツのネタはどうやって思いつくんですか?
伊藤製作所 : お風呂入ってるといちばん考えつきますねー。細かく言うと、他にある程度することあるけど、そんなに意識を集中させなくてもいい行動をしてるとき(笑)。 でも、それだけじゃたいていダメなんで、そういうネタを3つくらい合わせるとか、頭に入れておいて出来上がってくれるのを待つ感じ。です。
クラゲ : やっぱりネタ帳とかお持ちなんですか?
伊藤製作所 : ありますねー、ノート。思いついたときにどんどんメモ帳に書いていくんで、その切り抜きをたくさん貼り付けてあります。
クラゲ : Tシャツブランド運営していて、楽しいこととかよかったなぁと思うようなエピソードがありましたら、教えてもらえますか?
伊藤製作所 : やっぱり、みんなが喜んで買ってくれて、ほめてくれて、お金まで払ってくれて。こんな楽しいことないですよね。休みがあるならなにがしたい?って聞かれたら仕事してたいですもん。こんなありがたいことはないです。
クラゲ : おー。例えば、伊藤さんのところに「僕もTシャツ屋をやりたいと思うんですが、どう思います?」って質問があったら、どうお答えします?
伊藤製作所 : オススメしないですね(笑)。
クラゲ : えー、そんなに楽しいのにどうしてですか?
伊藤製作所 : Tシャツ塾の話にもどりますけど、西村さんが講師で話してたとき、Tシャツで食べていけてる人は全国で10人いないだろうって言ってたんですよ。
クラゲ : ふむふむ
伊藤製作所 : でも、そのとき、じゃあ10位以内に入れば食べていけるんだなと思ったんですけど(笑)。なかなかそういう根拠のない自信って持てないと思うんで。って、これいまいち返答になってないっすね。んー、なにかでインディーズのTシャツ屋さんとラーメン屋さんは似ているって文章を読んだことがあって。
クラゲ : ほほー
伊藤製作所 : どっちも資本金が少なくて参入できるんだけど、競争が厳しい、と。だから手っ取り早くお金儲けしようと思ってラーメン屋をはじめても、情熱を持ってスープをつくってる人には絶対かなわない、と。とんこつなんて極端に言えば煮れば煮るほどおいしくなるから、多少のテクニックも必要ですけどやっぱり手間や時間をかけてスープをつくってるお店のがおいしいんですよ!←ラーメンの話はもういいですか(笑)。
クラゲ : ラーメン大好きなんで大丈夫ですよ(笑)
伊藤製作所 : で、Tシャツと言うか、なにかをつくることも一緒で、その仕事が大好きで、情熱を持って心から楽しめてないと、なかなか難しい気がします。だから覚悟を持ってやるならいいと思うんですけど、中途半端にはやらない方がいいと思います。って、ボクもまだまだなんで。すいません。エラそうなこと言って。
クラゲ : いえいえー
クラゲ : 伊藤さんの気になるブランドさんを教えてもらってもよろしいですか?
伊藤製作所 : 思いっきり実名出しますけど、CAPITAL RADIO ONE さんとか正月どらいばーさんとか。地方でがんばってるブランドさんが気になります。ボクも名古屋(正確には岡崎)で地方なんで。あと、RACICUって熊本で自分で手刷りでつくって食べていってるTシャツ屋さんがいるんですよ!ボク的にかなり目からウロコでした。そういうやり方もあるのか!と。
クラゲ : 最後に今後の目標を聞かせてください
伊藤製作所 : 最終的な目標は絵本作家になることですが(笑)。今年の目標はバンドを組みたいな、と思ってます。かなり本気です。高校の頃以来。
クラゲ : おー、面白そうな夢ばかりだなあ。では、東京Tシャツ部をご覧の皆様に一言
伊藤製作所 : えー、東京Tシャツ部をご覧のみなさま。こんにちは。伊藤製作所の伊藤です。Tシャツ屋をはじめてもうすぐ3年になるんですが、まだまだこんなもんじゃないだろうって思ってますんで(過信)、もっともっと頑張ろうと思ってますんで、見守っていてくださるとうれしいです。
クラゲ : 今日はありがとうございました!
伊藤製作所 : ありがとうございましたー。あぁ〜なんか話せてない感が!大丈夫ですかね〜(不安)
対談はこれで終わりです。
伊藤さんと最初に出会ったときに、自分の作品のポートレイトをお持ちだったんですが、そこにあった「パンダの置物」があり、「あ、この人ただものじゃない」って感じたことを思い出しました。
伊藤さんのほんわかとしたお人柄がにじみ出ているインタビューでした。インタビューしてても楽しかったですよ。
ということで、今回ご協力いただいた「伊藤製作所」のサイトはコチラ。このインタビューを読んだ後にTシャツを見てみると、新しい発見があるかもしれませんよ。
クラゲの「Tシャツインタビュー」目次へ戻る