Tシャツブランドインタビュー第21回目は「もののふ編」です。

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第21回目のブランドインタビューは、「もののふ」の田中さんにお話を伺いました。Tシャツビジネス塾の受講を経て、日本の武の美、戦国武将と変わり兜のデザインブランドを立ち上げた田中さんからどういうお話が聞けるでしょうか?お楽しみに。
[第21回目] クラゲの「Tシャツブランドインタビュー」〜もののふ〜 (2007/7/1収録)
クラゲ : 今日はよろしくお願いいたします。
もののふ田中 : よろしくお願いいたします。
クラゲ : では、最初にぶらんどさんの自己紹介をお願いいたします。
もののふ田中 : 戦国武将と変わり兜をモチーフにしたデザインブランドです。2004年12月にmixiでブランドのロゴコンペを行ったのがブランドの始まりで今年で3年目になります。
クラゲ : 元々Tシャツを作ってみようと思ったのはどうしてですか?
もののふ田中 : 小さい頃から歴史好きだったのですが、ある時、国立博物館で変わり兜を見たときに衝撃をうけまして、戦国武将が戦場に赴く際に変わり兜を身につける精神性とその兜の造形にこれは凄いぞと、一人興奮したのですが、意外と周りの歴史好きでも変わり兜の事を知らない人が多く、この変わり兜という存在とその背景にある戦国時代の文化を皆に知ってもらいたいと思った時にどうやって表現すればよいかと考えました。
その時たまたま、Tシャツビジネス塾の事を知りまして、変わり兜は戦場での自己表現の装いであり、Tシャツも現代の自己表現のツールだと思いまして、Tシャツを作ろうと思いました。
クラゲ : ほほー。Tシャツビジネス塾は何期生でしたっけ?
もののふ田中 : 4期生です、クラゲさんも講師でした。その節はお世話になりました
クラゲ : いえいえこちらこそ。Tシャツ塾を受講された感想はいかがでした?
もののふ田中 : はい、Tシャツの基本的な事を学べました事とやはり一番大きかった事はエニシングさんや久米繊維さん、クラゲさんと知り合えた事でしょうか。赤兎馬さんの講義も勉強になりました。
クラゲ : 喜んでいただけまして何よりです。受講後はどのようなアクションを起こされたんですか?
もののふ田中 : まずは自分でデザインを勉強しようかと思いましたが、すぐに才能がないとわかりましたので(笑)デザイナーさんを探すことを始めました。
クラゲ : そのデザイナーさんはどうやってお探しになったんですか?
もののふ田中 : 最初はmixiでクリエイターやデザイナーさんの集まるコミュで探していました。そのあとブランドのロゴコンペを行いまして、そちらに参加された方にアプローチしておりました。
クラゲ : mixiというか、インターネットでデザイナーの方を探してみて、何か不安とかそういうのはありませんでした?
もののふ田中 : 特にありませんでした。他に方法が思いつかなかったのもありますし、mixiはその方の所属しているコミュニティがわかるので、なんとなくそれを見て判断していました。最終的には直接お会いする事が大事ですが。
クラゲ : そうやってご一緒されているデザイナーの方は今何人くらいいらっしゃるんですか?
もののふ田中 : デザイナーさん以外にも伝統工芸の職人さんなども居ますので20〜30人くらいでしょうか。
クラゲ : 大所帯ですねー。田中さんの頭のなかでのイメージをデザイナーの方にお伝えしたりするときとかって苦労されたりしませんでした?
もののふ田中 : それが一番苦労しました。今でもそれが一番難しい作業ですね、でもその作業を中途半端にやってしまうと面白くないものが出来ますので完成まで半年かかることもあります。
クラゲ : 歴史系は思い入れの強い方々がおおいジャンルだと思うんですが、新作のモチーフとかはどうやって決められているんですか?
もののふ田中 : 最初は私の好みや思い入れの深い戦国武将を中心にしてましたが、最近はお客様のリクエストや人気のある武将も取り入れています。
クラゲ : もののふさんのTシャツに対するお客様からの反応とかってどうですか?
もののふ田中 : これまでの戦国系のTシャツはお土産もののTシャツばかりで、つい買ってしまうのですが、実際着ることが出来ないといった不満があったようです。それに対して、もののふブランドはさりげなく着ることが出来ると喜んで頂いております。
クラゲ : 実際にTシャツ塾を受講される前と、ブランドを運営されている今で何か考え方って変わられました?
もののふ田中 : うーん、やはり中途半端な気持ちではブランド運営は出来ないという事でしょうか。Tシャツだけで運営出来ているブランドさんはそう多くないと思います。私は去年の6月に会社を辞め独立しましたが、一生やる!くらいの覚悟が必要かと。
クラゲ : なかなか深いお言葉ですね
クラゲ : 現状Tシャツブランドを運営されていて楽しいところはどういうところでしょうか?
もののふ田中 : クリエイターさんと一緒に楽しみながら制作出来る。Tシャツが出来た時にお客様に喜んでいただける。そして、もののふブランドを通じて、様々な業界の方との出会いがある事ですね。
クラゲ : そんなもののふさんが個人的に好きなTシャツブランドさんはどちらですか?
もののふ田中 : うーん好きなブランドさん・・・難しいですね。ブランド運営する前はいろいろと見ていたのですが、最近はあまり他のブランドさんを意識しないようにしているので。。。あっ!matohuさん(http://matohu.com/)!つい最近知ったのですが、デザイナーの方は相当な安土桃山文化好きだと思います。サイトに掲載されている以外の作品も拝見したのですが、安土桃山文化の美しさを理解されていて、それを見事に現代的なものへ表現されていると思います。
クラゲ : ほほー、歴史と現代の融合ですね!
クラゲ : 今後の目標を聞かせてください
もののふ田中 : もともと現代に甲冑を蘇らせるのが目的ですので、Tシャツに限らず伝統工芸や異業種とのコラボレーション・イベントを通じて、日本の武の美を伝えて行きたいと思っています。Tシャツ関連でいえば久米繊維さんとのコラボレーション・ART T-galaxyでも、意欲的な作品を創りたいと思っております。
クラゲ : 最後に東京Tシャツ部をご覧の方に一言よろしいですか?
もののふ田中 : Tシャツは表現範囲が狭いようで、その可能性は無限大の表現ツールだと思います。もののふブランドのTシャツを通して少しでも戦国時代の文化や精神に興味を持って頂ければ幸いです。
クラゲ : 告知があれば是非
もののふ田中 : 7/17より7/21までの5日間、天下『布』武プロジェクトの一環として全国の正統派戦国ブランドが銀座に集結します。(http://www.mononofu.net/tenkafubu_ginza.htm)滅多に見ることの出来ない戦国関連プロダクトの展示や戦国グッズの販売も行いますので是非お越し下さい!
| 天下『布』武プロジェクト展示即売会 in 銀座 |
期間: 7月17日(火)〜7月21日(土)
会場:銀座 ギャラリー有無
参加ブランド:アートマン(愛知)、SAMURAISMART(滋賀)、敗走(京都)、鎧甲冑製作所(東京)、佐藤工房(東京)、奥井(東京)、もののふ(東京)
(⇒公式サイトはこちら)
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クラゲ : 今日はありがとうございました!
もののふ田中 : ありがとうございました!
対談はこれで終わりです。
兜との出会いから兜を知ってもらうためにTシャツに出会い、そこからTシャツにとどまらない色々なプロダクトのプロデュースを行っている田中さんから色々とお話が聞けて興味深いインタビューでした。
こういうきっかけからTシャツに携わるっていうのも面白いですね。また、mixiを通じてクリエイターとコラボするのもインターネットを非常に活用していていいですね。
ということで、今回ご協力いただいた「もののふ」のサイトはコチラ。このインタビューを読んだ後にTシャツを見てみると、新しい発見があるかもしれませんよ。
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