Tシャツブランドインタビュー第8回目は「雪崩式」です。

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第8回目のブランドインタビューは「雪崩式」。代表のCOMAさんにお話を伺いました。プロレスからバカネタまで取り扱うCOMAさんから、どのようなお話しが聞けるのでしょうか。
[第8回目] クラゲの「Tシャツブランドインタビュー」〜雪崩式編〜 (2005/8/15収録)
クラゲ : 今日はよろしくお願い致します。最初にブランドさんの自己紹介をお願い致します。
COMA : プロレスを中心に、とは言いつつもオモロいネタなら割と何でもやっちゃうTシャツブランドです。
クラゲ : 雪崩式をはじめられたのはいつからですか?
COMA : ええと、Tシャツブランドの形になったのは2001年2月くらいですかねぇ。それまでも「雪崩式」の名前で、ネタ系のサイトはやってました。
クラゲ : では、Tシャツブランドの前から元々サイトをやってらしたということですか?
COMA : そうなんスよ。あれは大学1回生の頃だったんで97年ですかね。「嗚呼!!BAKAmusement」っていう頭の悪い名前のネタサイトをやってました。で、それを続けるうちにいつの間にか「雪崩式」って名前になってて、Tシャツブランドのテイになったのが01年、ですね。
クラゲ : 1997年当時でサイトをやっているのは、かなり進んだ感じだと思うんですが、そもそもHPを自分で開こうと思ったのはどうしてですか?
COMA : 仲間内では「オモロサイト」って呼んでたんですが、そういうバカ系のサイトがですね、当時既にあったんですよ。それを見て衝撃が走りましてね。元々笑いは好きやったんです。「4時ですよ〜だ」とか「すんげーBEST10」とか「ベタキング」とか大好きでしたし、嘉門達夫も大好きでしたし。あ、今あげた中に関西ローカルの番組も入ってたかも知れません。要は、吉本の若手がネタをやる番組なんですけども、そういう中でオモロサイトを見てですね、「あ、これ俺もやりたい!」って思ったんがきっかけですね。
クラゲ : そこで、どのような経緯で「雪崩式」へのブランド名としてのTシャツ販売が始まったんですか?
COMA : 確か自分の中で変革が起きたんでしょうね。「嗚呼!!BAKAmusementはあくまでネタを発表する場やけど、それ以外にも俺は表現したいことがあるんや!」って。で、「雪崩式」というサイトの一コーナーとして、バカネタを残した、みたいな感じやったように記憶してます。「雪崩式」ってのはプロレスの用語なんですけど、相手をコーナーポストからマットに叩き付ける技の総称なんですよ。そういう力強さを名に冠したかったんです。Tシャツ販売に至るきっかけはですね、元々「嗚呼!!BAKAmusement」でやってたネタをアイロン転写で白Tにプリントして細々とネット販売してたところ、当時飲み仲間でもあった少年ジェッターというショップのヴァルタン店長に「ウチで置いたるからブランド立ち上げぇや」と誘って頂いて、今に至るという感じです。
クラゲ : 最初に作ったのはどのようなデザインのTシャツだったんですか?
COMA : 丁度当時雪印の牛乳が問題になってまして、あの雪の結晶のロゴマークで「毒」って漢字を書いたその下に「POISON MILK」って書いたり、そごう倒産をネタにしてみたり、好き勝手節操なくやってましたね。あ、もちろんプロレスネタもやってました。ヒップアタックネタはあの時からですね。あとストロングマシンネタと。
クラゲ : そこで、現在はプロレス系ブランドとなったわけですが、そこに至る理由など聞かせていただいてもよろしいでしょうか?
COMA : あ、やっぱりブランドとしてやるんやったら絞った方がええやろーっていうだけの考えですね。ブランディングとでも言いますか。今ではそのブランディングも揺らいでますが。
クラゲ : 最初にヴァルタン店長に誘って頂いて、ということですが、Tシャツを作り始めたころから、お店に置いてらしたんですか?
COMA : それは、01年にブランド立ち上げた頃から、ってことですよね?その頃からです。確かねぇ、入稿前にヴァルさんのチェックが入ったんですよね。それでOKが出て初めて日の目を見るという。だから少年ジェッターが潰れてから初めのうちは不安でしたよ。誰もチェックしてくれる人がいないんですから。今ではそれがフツーですけどねえ。
クラゲ : 先ほどおっしゃっていた「少年ジェッター」というお店について、知らない方もいらっしゃると思いますので、簡単にご説明いただいてもよろしいでしょうか?
COMA : 大阪の、アメ村からはちょっと外れるんですけどそう遠くない場所にあった、Tシャツとフィギュアのお店です。殺害塩化ビニールのCDやTシャツ、あとはバンバンビガロ、PUNK DRUNKERS、犬神商会、ハンバーグ009、COSPA等のひと癖もふた癖もあるTシャツが並んだショップでした。いやー懐かしいですなぁ…。
クラゲ : ご説明ありがとうございます。大阪のTシャツショップといえば「ニードルス」と「少年ジェッター」ですが、何か思い出のエピソードなどありましたら、教えていただいてもよろしいですか?
COMA : 元々ヴァルさんと出会ったのはニードルスなんですよ。ニードルスはアメ村のど真ん中にあるショップで、ヴァルさんはそこの店長もやってらっしゃったんですが、あそこもいい店でしたねえ。
クラゲ : 僕も大阪に遊びに行くたびに、ニードルスは足を運んでました。
COMA : ニューロンとか、ネンドとか、アシュラとか、ストロングムスメとか。グラフィック的にクオリティの高いブランドが多かったですね。最近東T部に入られた原田専門家さんのTシャツもありましたねえ。
クラゲ : そこでどうやってお知り合いになったんですか?
COMA : 元々僕が客で、なーんかいつの間にやらって感じですね。他にも何人かツレがおりまして、そいつらと一緒に騒いでるところにヴァルさんとバイトの子も入り交じって、呑んで呑んで仲良くさせてもらいました。
クラゲ : 最初お店に置いたときの売れ行きはいかがでしたか?
COMA : あ、結構すぐに売ってもらってた記憶がありますね。買取なんであんまり気にしてなかったんですよ。在庫残った〜とは聞かなかったですが、増刷しろ〜とも聞かなかったですね。ボチボチってとこですね。
クラゲ : 雪崩式というと、かなりひねったネタという印象があるんですが、デザインのテーマははどのような感じで考えていくんですか?
COMA : えーと、これと言って決まった作り方は無いんですけども、割と「さーあ考えるぞー」ってデスクに向かうことが多いですね。そこからできるだけ多くアイデアをひねり出して、ラフ描きまくって、絞って、っていう。もちろんネタ帳とデジカメは持ち歩いて、日頃からネタ収集はしてます。
クラゲ : テーマのインプットはどのようなところから行うことが多いんですか?
COMA : それはもう、あらゆる所から、じゃないですかね?意識してないですけど。テレビ見てても、プロレス観てても、友達と呑んでても、ネットしてても、常にアンテナは張ってるんじゃないですかね?意識してないですけど。
クラゲ : 雪崩式さんといえば、去年のT-1グランプリ王者ですが、T-1優勝したときの感想などを教えていただいてもよろしいでしょうか?
COMA : ありゃあもう、とにかくビックリですよ。主催者からは「入賞が決まったので水道橋に来てくれ」とだけ伝えられて、三又賞を受賞して「これでもう満足だなや〜」ってウハウハしてたらグランプリ!ですからねえ。
クラゲ : あの時は、マスクをかぶってきたのを見て、気合が入っているなーと思っちゃいましたよ(笑)やっぱり、マスクは正装ですか?
COMA : 正装というか、普段着ですよ。僕がマスクを脱ぐのは女を抱く時だけですよ。
クラゲ : 雪崩式の今後の展開について教えていただいてもよろしいでしょうか?
COMA : 最近ちょっとプロレスをお留守にしてたんで、プロレスに特化したラインを雪崩式内で作って、そっちでストイックにプロレスTシャツ道を究めていこうかなと思ってます。名付けて「NWA(Nadareshiki Wrestring Academy)」と言います。
クラゲ : いくつか、具体的なデザインなどは浮かんでいるんですか?
COMA : あ、もう既にあります。ロゴもできてますし、織ネームもサンプル上がってきてます。これはかなりイイッスよ!
クラゲ : おー!こちらについては期待してお待ちしておりますね!
クラゲ : COMAさんの中で、気になるTシャツブランドとその理由を教えていただいてもよろしいでしょうか?
COMA : んー、Tシャツブランドで気になるってのは、これと言って無いんですよ。というのも元々が「Tシャツ作りたい!」っていうスタートじゃなかったもんで。ネンドグラフィックスさんなんかはすごい大好きですけどね。Tシャツブランドってわけじゃないですよね。雪崩式自体も「Tシャツブランド」というよりは「色んなプロダクト、コンテンツのうちの一つがTシャツ」っていうのが理想型なんですよね。だから近々マスクも販売する予定なんですよ。
クラゲ : では、最後になりますが、Tシャツ部をご覧の皆様に一言いただいてもよろしいでしょうか?
COMA : 最近、Tシャツ部をご覧になってTシャツ作りに興味を持った!という方がチラホラいらっしゃるようで、古くからの友人であるmiddle大阪店の駒田君からもそういう話はよく聞くんですが、それってすごいイイことやなあと思ってます。のでドシドシ頑張って下さい。あとは、雪崩式をこれからも宜しくお願いします。
クラゲ : 今日はありがとうございました!
COMA : ありがとうございました〜!
対談はこれで終わりです。
いかがでしたか?「今後の展開としてストイックにプロレスTシャツ道を究めていこうか」という雪崩式さん。最近では「マスクド雪崩式が遂にマットデビュー」だそうで、プロレス好きの方は目が離せないのではないでしょうか?
ということで、今回ご協力いただいた「雪崩式」のサイトはコチラ。このインタビューを読んだ後にTシャツを見てみると、新しい発見があるかもしれませんよ。
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