Tシャツブランドインタビュー第7回目は「SYURIKEN」です。

サイトはこちらです
第7回目のブランドインタビューは「SYURIKEN」。代表の綾さんにお話を伺いました。徹底的に「和」「忍者」にこだわるSYURIKEN綾さんから、どのようなお話しが聞けるのでしょうか。
[第7回目] クラゲの「Tシャツブランドインタビュー」〜SYURIKEN編〜 (2005/8/12収録)
クラゲ : 今日はよろしくお願い致します。では最初にですが、ブランドのお名前と簡単にブランドの自己紹介をお願い致します。
SYURIKEN綾 : はい、「和」と「戦闘」に執着した【SYURIKEN】というTシャツ屋をやっております。綾と申します。
クラゲ : Tシャツは大体何年位前から作られているんですか?
SYURIKEN綾 : 最初に作ったのは98年の冬頃だったと思います。7年前ですね。
クラゲ : 僕が覚えている範囲だと、SYURIKENの前はTAR-GETというサイトをされてましたよね?
SYURIKEN綾 : はい。2000年から2003年まで「TAR-GET」として活動していました。
クラゲ : TAR-GETが2000年からということは、その2年前からTシャツを作られていたということですよね
SYURIKEN綾 : そうですね。もう趣味のレベルですが…フリマにも出てました。パソコンも持ってなかったので、手書きとコンビニのコピー機、テプラを使って版下作ってました。
クラゲ : では、どうして1998年のときに「Tシャツ」を作ろうと思ったんですか?
SYURIKEN綾 : うーん、当時メロコアが好きでよく聴いてましたが、メロコアってTシャツ着ている人が凄く多いじゃないですか?それ見て僕も!となったと思うんですが、他にも身近な人がイベントで作ったりしたのを見たからだと思います。
クラゲ : そこで、手書きで版下を作られた、ということですか?
SYURIKEN綾 : そうですね。絵は友人に描いてもらって。ロゴとか英文はテプラで(笑)
クラゲ : どういう感じのデザインだったんですか?
SYURIKEN綾 : 「桃太郎」のTシャツでした。桃太郎は猿、犬、キジを連れて鬼を倒したとなってますが、「実はそんなことはない!本当は桃太郎自身が化け物級の力をもっていたから鬼を倒せたんだ!」という裏設定を付けて作ったものです。今見ても相当ショキングな絵柄ですよ(笑)

(クラゲ注:この画像がその「桃太郎」の絵です)
クラゲ : そちらのTシャツは何枚か作られたんですか?それとも自分用の1枚だけとか。
SYURIKEN綾 : 10枚だけ作りました。一応全部売れましたね。
クラゲ : TAR-GETまでの2年間はそのような感じで趣味のTシャツを何種類か作られたんですか?
SYURIKEN綾 : 全部で5枚作ったと思います。何枚かは初期のTAR-GETでも販売してました。
クラゲ : そこで、5種類のTシャツを作成された後に、TAR-GETというHPを立ち上げられたのはどのようないきさつなんでしょうか?
SYURIKEN綾 : 最初は全国のフリマを車で回って売り歩こうと思ってたんですよ、本気で。でもちょうどその頃から「インターネット」という言葉を身近に聞くようになってサイトを作りました。
クラゲ : その時に立ち上げたTAR-GETというサイト名にはなにか意味がこめられているんでしょうか?
SYURIKEN綾 : うーん、目標とかの意味もありますが、やっぱり銃で撃つ的を意識したんですかね(笑)。昔のロゴは標的みたいなロゴでしたし、真ん中のハイフンに意味はないです(笑)
クラゲ : そこで、趣味から、インターネットで不特定多数の人に向けた形になったと思うんですが、何か変わったことなどありますか?
SYURIKEN綾 : 出したものの全く売れませんでしたので、それを何とかするのに苦労しました。
クラゲ : 先日インタビューしたレッドバズーカさんも最初はアクセスもなかったとおっしゃっていたんですが、売れ始めたキッカケとかあるんですか?
SYURIKEN綾 : 最初は登録出来る物は何でも登録してました。ショップモールとか、懸賞サイトとか…。でもやっぱり最初に本に載せてもらったのが一番大きかったと思います
クラゲ : どちらの本だったんですか?
SYURIKEN綾 : 日経クリックに載せて頂きました。「買い物ネット主義!」というコーナーでしたね。そこから明らかに変わったと思います。
クラゲ : そんなTAR-GETからSYURIKENへリニューアルされたんですが、支障のない範囲でその理由を教えていただいてもよろしいでしょうか?
SYURIKEN綾 : TAR-GETのデザインを全部見て、そこからより濃い部分に進みたくなったんです。その時は次の屋号も決まってなかったんですが、さっきの桃太郎の時に「手裏剣」と名乗っていたので初心に戻る意味も込めて「SYURIKEN」にしました。
クラゲ : そのときのことで僕が覚えているのはTAR-GETは非常にブランドの方向性があって、デザインも洗練されていた非常にいいサイトだと思ってまして。けど、TAR-GETからリニューアルというときにもったいないなぁと思ったんですよ。カラーがあるブランドだったんで。でもSYURIKENを見たときにブランドの方向性が更に色濃くなり、さらに素晴らしいサイトに脱皮したのを見てすばらしいなぁと感じたんですよ。と、僕個人の感想なんですが(笑)
SYURIKEN綾 : わあー!ありがとうございます。そう言って頂けると凄く嬉しいです!
クラゲ : そこで、「忍」や「忍者」にターゲットを絞ったのですが、「忍者」へのこだわりについてお聞かせいただいてもよろしいでしょうか?
SYURIKEN綾 : これは…ある意味難しいですね(笑)もうまず生き様から好きなんです。自分の得になるわけでもないのに主君に忠を尽くす姿、任務遂行の為の冷徹さ、「闇に生き、闇に死ぬ」その姿が!本当はあと8時間くらい続くのですが、またの機会にお話します。あ、あと映画とかでスーパーマン化された忍者も勿論好きです。
クラゲ : だはは。では、また別の機会にお願い致します(笑)
クラゲ : SYURIKENさんのデザインですが、忍者というテーマを軸に色々なデザインのバリエーションがあるんですが、ネタをどのように考えて、デザインに落とし込むかというところを、教えていただいてもよろしいですか?
SYURIKEN綾 : 僕の趣味は結構散ってまして…。一番ゲームが好きなんですが、映画もマンガも音楽も好きですし、色んな本も見ます。まあ、どれも中途半端なレベルなんですけどね。で、ネタはまあ色々メモしたりしててストックしてるんですが、そこに趣味の部分で見聞きしてきた好きな物を組み合わせて混ぜ込みます。わかりやすいのでいくと、僕はピクトグラムが好きなのでそこに忍者を持ってきた「NINJA_PICTGRAM」とかです。まあ洋風和食みたいな感じかしれません。
クラゲ : ほー、そうなると、常にアンテナを張り巡らせているということなんですね
SYURIKEN綾 : 何かかっこいいですね(笑)でも何でも見るようにはしています。
クラゲ : SYURIKENさんなんですが、同業者というかTシャツブランドさんから、いい評判を聞くことが多くて、そこはジャンルの絞り方と絞られたジャンルながら、幅の広いデザインであるところがそのような評価の理由だと僕は思ってまして。そのようなブランド戦略的な部分って何か意識されてますでしょうか?例えばいいデザインだけど、SYURIKENの色に合わないから、ボツにしている作品があったり、とかなんですが。
SYURIKEN綾 : 嬉しい話で感激してます。色に合わないからボツ、というのは確かにありますね。例えば「花畑」のTシャツはSYURIKENのカラーではないけれど、「お供え菊」ならSYURIKENかも、みたいな感じですかね?
クラゲ : ほー。その例えには納得ですね。お花畑じゃなくて、お供え菊のほうがSYURIKEN「らしい」気がしますね
SYURIKEN綾 : 真逆のものから発想というのも面白いなあと今思いました(笑)
クラゲ : ワンダーTシャツフェスティバルでは、SYURIKENと全く種類の違うTシャツを出展されてますが、どうして、そのようなTシャツを出展されるようになったんですか?
SYURIKEN綾 : 最初Mars16のlessさんにお誘いを受けたときに、僕は渋ってたんですよ。オモロ系には絶対勝てないと思いましたし。今も勝ててないんですけど(笑)。そこに対抗する為だけにSYURIKENとは別ラインのデザインTシャツ作りました。
クラゲ : では、刺客的な感じなんですね
SYURIKEN綾 : でも今は闇Tシャツより定番の方が売れてたりするので複雑ですけどね…。ホントに今のでやめないと(笑)
クラゲ : いやー、デザインについてはネットにも出ていなければ、ここでもちょっとでもお話しが出来ないくらい激ヤバなので(笑)是非、ワンダーTシャツフェスティバル会場に足を運んで見ていただきたいです。僕は、実物見て、すげー衝撃を受けました。
クラゲ : SYURIKENさんが気になるTシャツブランドさんっていらっしゃいますか?
SYURIKEN綾 : クラゲさんのコラムで名前が出たブランドさん全部気になりますよ。個人的に好きなのは「Mars16」「POSITRON」です。
クラゲ : 「POSITRON」では、shopページでTシャツも売ってますね。いい感じのTシャツが多いですねー
SYURIKEN綾 : かっこいいですよね〜。
クラゲ : Mars16の気になる理由について、教えていただいてもよろしいでしょうか?
SYURIKEN綾 : もう3年くらい前になるんですが、SEGAのSHINOBIっていうゲームがありまして、それを色々ネットで見てたら「shinobi×Mars16」のTシャツがあったんですよ。 見た瞬間ヤバイ!と思いましたね。そこからMars16の本サイトを見ても全部ヤバイ。好きすぎて憎んでましたよ(笑)
クラゲ : だはは。それは、Mars16のlessさんが、コアチョコのMUNEさんに抱いていた感情に似たところがあるかもしれないですね。好きすぎて「仮想敵」にしていたという。
SYURIKEN綾 : そうかもしれないですね(笑)今では仲良くして頂いてます。
クラゲ : では、最後に2つの質問をさせていただきますね。今後の目標について教えていただいてもよろしいでしょうか?
SYURIKEN綾 : 目標…。やっぱりお客さんありきですので、今のお客さんに指示され続けること、新規のお客さんにも気に入って頂けるようなTシャツ屋を目指したいと思います。
クラゲ : では、最後になりますが、Tシャツ部を見ていただいている方に一言よろしいでしょうか?
SYURIKEN綾 : 普通なコメントで申し訳ないのですが、これからも飽きられる事がないように色々とやって行きたいと思っておりますので、何卒よろしくお願い致します!
クラゲ : 今日はありがとうございました!
SYURIKEN綾 : こちらこそありがとうございました!
対談はこれで終わりです。
いかがでしたか?「Tシャツを売るために全国のフリマを車で回って売り歩こうと思ってた」というエピソードや、綾さんがネットで他のブランドさんを好きすぎるあまり「仮想敵」にしてしまうというエピソードが個人的には興味深かったです。
ということで、今回ご協力いただいた「SYURIKEN」のサイトはコチラ。このインタビューを読んだ後にTシャツを見てみると、新しい発見があるかもしれませんよ。
クラゲの「Tシャツインタビュー」目次へ戻る