インディーズTシャツブランドの存在意義とは?

最初に

東京Tシャツ部は「インディーズTシャツブランド」を主に紹介するサイトなのですが、今まで「そもそもインディーズTシャツブランドとは何なのか?」の説明をしたことがありませんでした。

今回はクラゲが語る「インディーズブランドの存在意義とは?」をお送りします。

※こちらは『HEADGOONIE T-SHIRTS MAGAZINE vol.1』に収録された「東京Tシャツ部クラゲが語る。インディーズTシャツの定義から未来まで」を、ヘッドグーニー編集部のご好意により、一部編集して掲載したものとなります

インディーズブランドの存在意義とは?

インディーズブランドをやってる人って、いわゆるファッションの専門学校を出てたりアパレル経験者って、僕の知ってる限りではあまりいないんです。どっちかというと「好きが高じてはじめた人」が多いんですよ。

原宿渋谷あたりのセレクトショップにも良いデザインのTシャツはたくさんあるとは思うんですけど、でも、そこには自分の欲しいTシャツはない。だったら、自分でつくっちゃえ!っていう人たちがほとんどというか。

趣味が高じて、好きをこじらせた世界というか、決して一般受けするものではないんですけど、分かる人には深く突き刺さる世界だと思うんですよね。

だからマニアックなものが多いのも確かなんですが、言い方を代えると、深みのある「コダワリ」な部分がとても強いんじゃないでしょうか。

一般に広く浅く広めようっていうのではなく、狭くても分かる人に分かってもらえれば良いっていう、ある意味自己満足に近い部分はあるのかもしれないけど、そこが魅力だと思うんですよね。

例えば、「ハードコアチョコレート」(以下コアチョコ)が「デビルマン」のライセンスTシャツをリリースしたんですよ。もし、大手アパレルがデビルマンTシャツをつくった場合、たくさん売らなくちゃならないだろうから、多分、主人公がドーンっとプリントしたり、一般受けする大きなメインロゴものをつくると思うんです。

でも、今回コアチョコがつくったのは、作中で一番「残虐なシーン」をピックアップしてTシャツにしたんですよ。

永井豪 × ハードコアチョコレート
 ・ デビルマン / MIKI
 ・ デビルマン / ジンメン
 ・ デビルマン / ブラッド・エンド

賛否両論で物議を醸し出した部分もあるみたいなんですけど、それってコアチョコならではの解釈だし、題材をもう一歩掘り下げた深いデザインじゃないですか。

「デビルマン」みたいなドメジャーな題材を扱ったとき、一般的セレクトショップでは絶対に手に入れることが出来ない、もう一歩掘り下げたTシャツをつくってくれる。そこがインディーズブランドの魅力であり、存在意義だと思うんですよね。

東京Tシャツ部をつくった理由の一つもそこにあって、いわゆる有名なセレクトショップで買えるTシャツや、一般的マスメディアで入手できる情報よりも、もっとおもしろいTシャツがあるんだってことを紹介したいと思ったからなんです。

インディーズブランドを扱っているセレクトショップもあるはあるんですけど、昔と比べるとすごく少数ですから、ラブサミ等の祭事がやってない時期は、各ブランドのサイトから直接ネット通販するしか最短入手方法はない。

ただ、本当にさまざまなジャンルのブランドが存在しているので、探せば心に突き刺さるTシャツは必ず見つかるはずです。その「探す」という意味で、「東京Tシャツ部」をハブに使ってもらえればなと思います。

こちらもどうぞ

 ・インディーズTシャツの定義と歴史
 ・ボディメーカーとプリント工場の普及があたえた影響
 ・「インディーズTシャツブーム到来」と「インディーズブランド第2世代」
 ・インディーズブランドの存在意義とは?

あわせて読みたい