第172回目「Tシャツブランドインタビュー」~ はだしのゲンデザイナーズ・リパブリック編

第172回目のサイトインタビューは「はだしのゲンデザイナーズ・リパブリック編」です。

はだしのゲンデザイナーズ・リパブリック

 はだしのゲンデザイナーズ・リパブリック
 http://www.thebarefootgendesignersrepublic.com


今回のインタビューは はだしのゲンデザイナーズ・リパブリック さんです。

こちらは「はだしのゲン」 meets 「90’s クラブカルチャー」を具現化しているTシャツブランド。

はだしのゲン好きの方、テクノ好きの方、クラブカルチャー好きの方、パーティピープルの方の皆様につきましては必ずグッとくるインタビューです。読後の満足感をクラゲが約束します。

さて、今回はどういうお話が飛び出すのか、お楽しみに。

第172回目「Tシャツサイトインタビュー」~ はだしのゲンデザイナーズ・リパブリック編 (2013/10/7 収録)

クラゲ : 今日はよろしくお願いします。

The BarefootGen Designers Republic(以下:BfG DR) : よろしくお願いします。

クラゲ : 最初にブランドの自己紹介をお願いいたします。

BfG DR : アーリーレイブ、90’Sテクノを「はだしのゲン」で更新<リロード>するプロジェクトブランド、The BarefootGen Designers Republic (はだしのゲンデザイナーズ・リパブリック)です。

浪曲 Altern-8(rE-production)
浪曲 Altern-8(rE-production)

クラゲ : ブランド名の由来を教えてください。

BfG DR : その冠の通りで、中沢啓治原作の漫画「はだしのゲン」+かの有名なイギリスの「デザイナーズ・リパブリック」という2つのブランドをマッシュアップしたブランド名です。

とっつきが悪そうな両者ですが、私のデザインズマインドの中では近似値的なアライアンスとして捉えていて、匿名のデザインユニオンによる「はだしのゲン」をファンデーションとしてを目指しているような意味合いです。

We Have Arrived 2013
We Have Arrived 2013



クラゲ : Tシャツを作り始めたきっかけを教えてください。

BfG DR : もともとはTシャツくんで、20年くらい前友達に配っているレベルでは関わっていました。

また、テクノの極北的な位置にあり、日本ではあまりなじみがないのですが、ガバ(Gabba)というジャンルのアーティストとして活動していた時も「デス95」というブランドで、Tシャツを製作していたこともありました。

20年振りの一念発起ということになります。

HE'S RUFF HE'S RUGGED HE'S FULL OF SHIT!
HE’S RUFF HE’S RUGGED HE’S FULL OF SHIT!

クラゲ : ネットでTシャツを売りはじめたきっかけを教えてください。

BfG DR : 2013年の9月からスタートしました。そもそもインターネット上にて、「はだしのゲン」の公認ファンサイト ( http://kamatatokyo.com/ ) を99年より運営していたのですが、長い間、「はだしのゲン」を追ってきて、ここにきて、急に「はだしのゲン」熱病のような状態になってしまって。

思い立ったきっかけはいろいろあると思うのですが、昨今のメディアでの政治性を帯びた教育的にいいの悪いのなぞ、一種の記号化してしまった「はだしのゲン」の露出に嫌気をさして、もっと「ただの漫画」として中沢啓治の「絵」として「デザイン」として「物語」としてフォークロアな土着的、人間の姿や、日本の戦後が民衆の視点から描かれている、ただの「はだしのゲン」をデザインとしてリプロダクトしたくなった訳です。

The Secret Life Of Trance
The Secret Life Of Trance

クラゲ : 最初にTシャツが売れたときの感想を教えてください。

BfG DR : ネット通販専門でやっているのですが、はじめてすぐに、知り合いの方がご祝儀的に買っていただきました。

なかには、先駆者的存在である有名なケチャップアーツDietrax さんまで。嬉しかったですね。「はだしのゲン」で、まだやれるんだな笑と。

クラゲ : ネットでTシャツを販売してみていかがですか?

BfG DR : 嬉しかったことは、早速、KEN=GO→ さんに絡んでツイートいただいたのは大変恐縮でした。

大変なのは、かなり間口が狭いところで展開 笑 しているので、そんなTシャツのアテンションを誰かに届けることの困難さですよね。

そもそもクラブウェアとしてのTシャツブランドっていう意識を持っているのですが(苦笑)、90年代に某「AKIRA」Tシャツや、TGNG (東京ゲーマーズナイトグルーヴ)さんや Nendo graphics さんのような存在感のある方が多く存在していたと思いますが、いま私が知る限りそのような展開しているのアパレルを知りません。例えばTシャツブランドとしてですね。

New Jack City!
New Jack City!

「はだしのゲン」Tシャツで都市の民族音楽でもある大まかにあの90年代の円高ドル安で輸入レコード屋だらけだったあの日本のテクノムーヴメントの発信地としての渋谷の雰囲気。そして、そのテクノムジークのフォロアーに届けるってどうすればいいのか 笑 試行錯誤の段階ですね。

クラゲ : Tシャツのアイデアはどのように考えていらっしゃいますか?

BfG DR : けっこうTシャツって使い捨てであると思うんですね。それはひっきりなしに表象するムーヴメントやジャンルのリプロダクトや、リノベイトして進化/退化しているクラブ・ミュージックのように「時代と寝る」ヴァイナルのような存在でしょうか。

もう手元になくても、記憶を辿れば鮮明にそのTシャツのデザイン、着ていた頃の匂い、場面、場所の記憶のシナプスが刺激される。そんな、有形でありながら、無形的価値がTシャツ、そして音楽、大げさにいうとカルチャー的な一部になっているのだと思います。そんな記憶に残れるような、フェイキーでありながら、サプンリグベースドでありながら「かっこいい」ものを目指しています。

恥ずかしいですね。かっこEですって笑

SEIJI SAN IS DEAD
SEIJI SAN IS DEAD



クラゲ : 他のブランドに「ここは自慢できる」というところを教えてください。

BfG DR : 自慢できるかわかりませんが、クラブカルチャーやレイブカルチャーの現場を遠目ながら意識したデザインを少なからず意識しています。

パーティアニマルが、ごった返すフロアーウェアーとしてのTシャツですから、ブラックライト化で、またモブの中でよく目立つようにバックプリントはかなりギリギリのプリントラインで肩口に、そしてフロントも大きく襟首よりにロケイトしています。

びっしゃびしゃに汗だくで着て欲しいので、あまりヘビーウェイトでなくミディアムオンスな仕様も意識しています。

Cold Rush City
Cold Rush City

クラゲ : 気になるTシャツブランドを教えてください。そして気になる理由を教えてください。

BfG DR : 「途中でやめる」さん笑 Tシャツブランドではないかもですが、「やめる」さんの力の抜き加減と入れ加減はすごく参考になります。モデルさんもとても素敵ですよね。

クラゲ : 今後の目標を教えてください。

BfG DR : そうですね。とりあえず年内に30タイトルはリリースしたいなーと思っています。とにかくハイペースに。また他のブランドのデザイナーさんとコラボレーションもいろいろできたらと思っていて、それこそTシャツで(○○リミックス)みたいなのやりたいですね。

クラゲ : 最後に東京Tシャツ部をご覧の皆様に一言いただけますでしょうか。

BfG DR : Tシャツブランドとして、デザイン面や諸々まだまだ未熟ですが、とにかくTシャツ界の異端児として、なにかしら刺激をもたらすことができたら本望です。

クラゲ : 今日はありがとうございました。

BfG DR : ありがとうございました。

88 acid revival productions
88 acid revival productions




インタビューはここまでです。

1990年代にガバのアーティストとしてTシャツも制作しつつ、はだしのゲン公認ファンサイトも運営していた BfG DR さん。昨今の一種の記号化してしまった「はだしのゲン」の露出に嫌気をさして、もっと「ただの漫画」としてのリプロダクトをしたくなり、Tシャツブランドがスタートしました。

テクノやクラブカルチャーを巧みにはだしのゲンにリミックスしたデザインに目がいきますが、クラブで日常的に着て欲しいという願いからミディアムオンスな body を使用する実用性の高さも備えています。

2010年代に入り、クラブウェアとして存在感のあるTシャツブランドを見かけなくなってしまいましたが、今後 BfG DR さんが勢いあるTシャツブランドになっていただきたいと願っています。

クラゲも90年代クラブカルチャーにどっぷりつかっていた1クラバーとして、応援しています。

そんなはだしのゲンデザイナーズ・リパブリックのサイトはこちら。

 ・ はだしのゲンデザイナーズ・リパブリック
 ・ はだしのゲンデザイナーズ・リパブリック公式 Tumblr
 ・ はだしのゲンデザイナーズ・リパブリック公式 Facebook
 ・ 運営者 Twitter(@shitb)

このインタビューを読んだ後に見てみると、新しい発見があるかもしれませんよ。

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