第163回目「Tシャツブランドインタビュー」~ undetroze 編

第163回目のTシャツブランドインタビューは「undetroze 編」です。

undetrozeのサイトはこちらです

 

undetroze
 http://undetroze.com/


今回のインタビューは undetroze さんです。

 

undetroze
 http://undetroze.com/

1点物シルクスクリーンのTシャツをリリースする undetroze さん。手間のかかる手法でTシャツ作り続けるには理由がありました。

そして、先日 CAMPFIRE で成立したプロジェクト「世界にひとつのTシャツ定期便」についても色々とお伺いしてみました。

さて、今回はどういうお話が飛び出すでしょう?お楽しみに。

第163回目「Tシャツブランドインタビュー」~ undetroze 編 (2013/4/18 収録)


クラゲ : 今日はよろしくお願いします。

undetroze : お願いします。

クラゲ : まず最初にブランドの自己紹介をお願いいたします。

undetroze : 名前は undetroze (アンデトローゼ)と言います。【「世界にひとつ」を、あなたに。】をコンセプトに、ひとつひとつ色彩などが異なる一点物のTシャツを展開しています。

Flyshadow
Flyshadow

クラゲ : ブランド名「undetroze」の由来を教えてください。

undetroze : undetroze という言葉は、僕がつくった造語です。完全に0から始めたいとの想いから、Google検索しても一件もヒットしない言葉を意図的につくりました。

アンデトローゼという言葉は、実は単語の組み合わせだったりします。フランス語「1(un)、2(deux)、3(trois)、0(zero)」を組み合わせて作ったのが「undetroze」です。



クラゲ : Tシャツを作り始めたきっかけを教えてください。

undetroze : 7,8年くらい前に趣味で「Tシャツくん」を使ってTシャツ作ってました。でも、正直言うと何枚か刷って止めちゃったんですよ。Tシャツくんで版を作るのが面倒になってしまって…。次にTシャツに直接マスキングテープを貼ってTシャツにデザインするようになりまして。その時インクを混ぜてみたら面白い感じになって、そこから試行錯誤したらマーブル模様で刷れることに気づいて。

こういう経験を経て、「自分だけ」のTシャツを手に入れたという優越感に浸れ、この気持ちを共有したくてブランドを始めました。

おぼろ月
おぼろ月

クラゲ : ひとつひとつ色彩などが異なる一点物のTシャツを展開をされているのは、どうしてですか?

undetroze : どうして一点物かというと、今のユニクロのTシャツデザインや枚数や価格ってすごいじゃないですか。その現状をみていると正攻法じゃ太刀打ちできないから間逆のことやるしかないなって思って、一点物でTシャツをつくっています。

クラゲ : ネットでTシャツを売り始めた時期ときっかけを教えてください。

undetroze : 2011年からなので、約2年前です。一番手軽に開始できるのがネットショップだったので。

Essence
Essence

クラゲ : 最初にTシャツが売れたときの感想を教えてください。

undetroze : ネットショップを開いて1ヶ月程した時でした。undetroze のデザインは三角形や円などのミニマルデザインが主体で、売れるまではこういったシンプルなデザインが受け入れられるのか不安だったので、とてもうれしい気持ちとホっとした気持ちがありました。

クラゲ : ネットでTシャツを販売してみていかがでしょうか?

undetroze : うれしい事は、この活動を認めてくださる人に出会えた時ですね。一方、当たり前の事ですが大変な事は、ブランドとなると、ただTシャツをつくるだけでなく経営もしていかないといけないので、経理など苦手な事もこなしていかなければならない事です。

面白いエピソードは、元俳優の黒田勇樹さんに全然ステルスされてないステマをしてもらったのは、頼んでるコチラ側も面白かったですね。

 ・ 【これはひどい】Twitterで繰り広げられるステマの決定的な証拠
 ・ 元俳優の黒田勇樹にステマしてもらったよ

渦

クラゲCAMPFIRE で「Tシャツ定期便」のプロジェクトを立ち上げてましたが、どうしてプロジェクトを立ち上げようと思ったんですか?

■「世界にひとつのTシャツ定期便」とは?

「年間契約」でTシャツを手に入れていただく(全てお任せいただく)新しい衣服購入のかたち。

トレンドと四季に合わせた色合いとデザインが施されたTシャツが二ヶ月に一度(2月・4月・6月・8月・10月に2枚ずつ年間合計10枚)あなたの自宅に送られてきます。アート作品としてのTシャツを目指していますので、全てが一点物。

(⇒詳細はこちら

undetroze : 「Tシャツ定期便という新しい試みへの挑戦」と、「undetroze がどのくらい受け入れられるのかを目に見えるように確認してみたかった」という二つの理由があります。undetroze では一点物のTシャツを扱っているので、どんなTシャツが届くかというドキドキを、定期的に楽しんでいただけたら素敵だなと思って「Tシャツ定期便」というプロジェクトとしました。

toy
toy

クラゲ : プロジェクトを立ち上げて、サクセスするまでの気持ちはいかがでしたか?

undetroze : リターンを何にするか決めたり、そのリターン品の制作や動画撮影など、計画、準備に苦労しました。それと、サクセスするまでの不安すぎる気持ちにも苦労しました。



クラゲ : 無事サクセスしてよかったですね。

undetroze : クラゲさんにもご支援していただき無事サクセスできました。改めてありがとうございました!

undetroze の活動を永く継続させていく為にも、絶対にサクセスさせなければいけないと思っていたので、サクセスした時は、うれしさよりも、安堵した気持ちの方が強かったです。結果サクセスはしたものの、肝心の定期便サービスが可能なリターン枠には一人も支援していただく事が出来なかったので、まだまだ努力していかなければいけないと痛感しました。

そして、Tシャツボディを日本製に変えクオリティをグットあげたので、いよいよTシャツ定期便を、近日中(2013年5月中を予定しております)に開始していきたいと思います。

日本製ボディについては「ボディ(Tシャツ本体)について」で動画付の紹介をしてますので、よかったらご覧ください。

2+1
2+1

クラゲ : Tシャツのアイデアはどのように考えていらっしゃいますか?

undetroze : 僕は undetroze の他に、フリーランスのグラフィックデザイナーをしています。

 portfolio
 http://reomsd-portfolio.tumblr.com/

グラフィックデザイナーの仕事では、様々なデザインをしているのですが、undetroze はデザイン自体は限りなくシンプルで、三角形や円など究極に無駄を削ぎ落したミニマルアートを中心に展開しています。

デザインが限りなくシンプルな分、色彩を複雑にしています。自分でインクの調色をし、色々なパターンを論理的に組み合わせたり、ひらめきや自然偶発に任せてつくったりと、色を様々な方向から考えて楽しみながら制作しています。

bike
bike

クラゲ : 自分のブランドのTシャツの中で特にお気に入りのものはどちらですか?

undetroze : 個人的にはこの「Crayz」です。一見普通に見えますがよく見ると、かすれまくったピンクの三角、その下に、頭の無いフリーハンドの黄色の三角、そして緑の山がそれを囲っています。この作品はいろんな解釈が出来ますが確実に言える事は、「ぶっとんでる」という事です。間違いなく通常のプロダクトデザインではお目にかかれない一品です。

クラゲ : 他のブランドに「ここは自慢できる」というところは?

undetroze : 人とカブらないけど共有もできちゃう一点物を中心に扱っているというところと、それを可能にさせる「色彩」です。インクを自分で調色するので、カラーチャートに無い絶妙な色があったり、マーブルプリントしたりと、他のブランドではあまりお目にかかれない作品があります。例えば、いろんな色を混ぜていくと限りなく黒に近いブラウンが出来上がるんですよ。それがすごくいい色で、楽しみながらTシャツをつくってます。

クラゲ : undetroze さんにとってTシャツとは?

undetroze : 生活の中にアートを紛れ込ませる事の出来る、キャンバスです。

クラゲ : undetroze さんが気になるTシャツブランドを教えてください。

undetrozeシキサイさんです。楽しんでつくっていそうなので。また、美術館に置いてもらうなど、違う角度からのアプローチもすごいと思います。

クラゲ : 今後の目標を教えてください。

undetroze : 継続が第一です。ライフワークとして続けていきたいです。そしていつかは実店舗を持ってみたいです。



クラゲ : 東京Tシャツ部をご覧の皆様に一言いただけますでしょうか。

undetroze : undetroze は、オーソドックスなデザインにもかかわらず世界にひとつだけのTシャツです。現時点で気に入らない作品ばかりであっても、いつかきっと自分の感性にフィットした作品がでてくると思います。どんな事があっても継続させていきますので、気長な気持ちで応援してくださるとうれしいです。

クラゲ : 今日はありがとうございました。

undetroze : ありがとうございました。



インタビューはここまでです。

「自分だけのTシャツを手に入れるため」そして「ユニクロとは間逆のことをやるしかない」という思いで一点物シルクスクリーンTシャツをリリーする undetroze さん。

「世界にひとつのTシャツ定期便」で成立するまで不安でいっぱいでしたが、無事成立し、更にはボディも日本製にリニューアルしたので、近日中にTシャツ定期便を開始予定となっています。こちら、クラゲも楽しみにしてます!

今回ご協力いただいた「undetroze」の公式サイトはコチラ。このインタビューを読んだ後にTシャツを見てみると、新しい発見があるかもしれませんよ。

 undetroze
 http://undetroze.com/

そして、undetroze さんのインタビューですが、無料ショッピングカートシステムの BASE さんでの「BASE STORY」にも掲載されてます。こちらも東京Tシャツ部インタビューと違った切り口でオススメです。

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