第136回目「Tシャツブランドインタビュー」~ パイライトスマイル 編

第136回目のTシャツブランドインタビューは「パイライトスマイル 編」です。

パイライトスマイルのサイトはこちらです

 パイライトスマイル
 http://pyritesmile.shop-pro.jp/


今回のインタビューは パイライトスマイル さんです。

博物系Tシャツブランドのパイライトスマイルさん。マニアックな動物や古生物、幻獣をモチーフにしたTシャツを制作するようになったのはどうしてでしょう?

さて、今回はどういうお話が飛び出すでしょうか?お楽しみに。

第136回目「Tシャツブランドインタビュー」~ パイライトスマイル 編 (2012/6/3 収録)


クラゲ : 今日はよろしくお願いします。

パイライトスマイル : よろしくお願いします。

クラゲ : まず、ブランドの自己紹介をお願いします。

パイライトスマイル : 博物系Tシャツブランド【PYRITE SMILE】(パイライトスマイル)です。ちょっとマニアックな動物や古生物、幻獣などの博物画やイラストをデザインしたTシャツを制作しています。

博物画鷹狩りTシャツ
博物画鷹狩りTシャツ

クラゲ : 「パイライトスマイル」というブランド名の由来を教えてください。

パイライトスマイル : 「パイライト」というのは「黄鉄鉱」という鉱物です。ブランドのロゴマークにもしています。

黄鉄鉱
黄鉄鉱

初めてコレに出会った時、とても衝撃をうけました。「これが天然でできたものなのか?」って。表面を磨いたりもしていないのに、顔が映るほどピカピカで。でも、よくみると細かい波紋のような幾何学っぽい模様が刻まれているんです。見れば見るほど「よく出来ている」んだけど、人間が作ったわけじゃないんですよね。ただただ自然の造形に感心するばかりでした。

そういう驚きが自然界には沢山ある、というのをTシャツで伝えたいという気持ちを込めて「PYRITE SMILE(パイライトスマイル)」というブランド名にしました。

あと、キャッチフレーズの「博物系」というのは「博物学」を柔らかくしたような意味の造語です。



クラゲ : パイライトスマイルさんがTシャツを作り始めたきっかけを教えてください。

パイライトスマイル : HEADGOONIE オオヤギみきさんの『作って売って喰う! ― Tシャツブランドをつくる入門編』という本を古本屋さんで見つけて、タイトルに衝撃を受け思わず立ち読みしてしまったのがきっかけです。



そのあとオオヤギみきさんの主催した「HEAD GOONIE SCHOOL Tシャツ学校」に行って、シルクスクリーン印刷の技法などを教わりました。実は、先ほどの本はそのとき改めて買いました(笑)

クラゲ : ネットでTシャツを売り始めたきっかけを教えてください。

パイライトスマイル : Tシャツを作り始めたのは良かったのですが、売り方は全然わからなくて、とりあえず 2011 年5月の「Tシャツ・ラブ・サミット(ラブサミ)」に出店することにしました。ラブサミの参加条件は「ブログかホームページにTシャツをアップしてある事」なので作ったTシャツをあわてて撮影して、急ごしらえのブログに掲載しました。

サーベルタイガーの歯を磨こう!Tシャツ
サーベルタイガーの歯を磨こう!Tシャツ

クラゲ : はじめてTシャツが売れたときはの感想を教えてください。

パイライトスマイル : はじめて売れたのは、先ほど言った 2011 年5月のTシャツ・ラブ・サミットです。この時は「ああ良かった。自分以外にもこのTシャツを気に入ってくれる人がいた)と」ホッとした事を覚えています。
イベント開始から、大体一時間半くらいだったと思います。売れるまでのその間は地獄のように辛かったです(笑)。

ネットの方では、その後ラブサミに来たお客様からメールで注文をいただいたのが初めてです。



クラゲ : ネットでTシャツを販売してみていかがですか?

パイライトスマイル : うれしいことは、やっぱり日本各地の人から注文が入ることですね。ネットショップに本腰を入れたのはまだ最近のことなので、件数自体は数えるほどですが、それでも北は北海道から南は熊本までと、バラエティーに富んだ所在地から注文があります。全国制覇が当面の目標です(笑)

大変なのは、お客様の顔が見れないことです。サイズのことなどを聞かれても、Tシャツのサイズって身長だけでは決められないし、お客様の方も実物を見ていないわけで届いてどう思ったのか、とか気になりますね。

また、最近販売を始めた「カンブリアンモンスターズTシャツ」は、カンブリア紀の生き物達がモチーフなので、オマケとして「解説カード」をつけています。

それをこの前の5月のラブサミで売ったとき、解説カードを受け取ったお客様に「これは設定ですか?」と聞かれたんです。「?」となってしまいましたが、どうやらゲームかなにかのキャラクターと勘違いしていた様子。博物好きには知名度抜群のカンブリアなんですが一般的な認知度は思っていたより高くなかったということですね…。

その後「大昔に実際に生きていた生き物なんです」と説明したらすごく喜ばれました。新しい扉が開かれた瞬間を目撃した気がします(笑)

カンブリアンモンスターズTシャツ
カンブリアンモンスターズTシャツ

クラゲ : ご自身のブランドのTシャツの中で特にお気に入りのものを教えてください。

パイライトスマイル : 「サイTシャツ」です。元の画は15世紀の博物画で、作者は当時の巨匠「アルブレヒトデューラー」です。一番初めに上手くデザインできたもので、そのコンスタントな売れ行きは心の支えになっています。

博物画サイTシャツ
博物画サイTシャツ

クラゲ : 他のブランドに「ここは自慢できる」というところを教えてください。

パイライトスマイル : Tシャツのボディーを結構こだわっています。手ざわりやシルエットの良いものを厳選していますし、「お洒落なUネック」と「スタンダードな丸ネック(現在イベント限定)」、両方揃えた商品も多く出してより多くのお客様のニーズに応えられるよう努めています。

後はTシャツのオマケに付けている「解説カード」ですね。まだ全ての商品に付けられていないのですが、博物学的面白エピソードや古生物漫画など、愉快な情報が盛りだくさんです。

クラゲ : パイライトスマイルさんにとってTシャツとは?

パイライトスマイル : 「今日の自分」を包むブックカバー、でしょうか?

博物画クラーケンTシャツ
博物画クラーケンTシャツ

クラゲ : 気になるTシャツブランドを教えてください。

パイライトスマイル : 「吉田ナゴヤ堂本舗」さんです。すばらしいセンス!いつも売り場を盗み見ては歯軋りしてたりします。僕もいつかは「博物系ネタT」とか作りたいです!

クラゲ : 今後の目標を聞かせてください。

パイライトスマイル : 博物館のミュージアムショップにおいて貰いたいです。博物系を名乗る以上は押さえなければならない重要拠点ですから!

クラゲ : 最後に、東京Tシャツ部をご覧の皆様に一言いただけますでしょうか。

パイライトスマイル : まだまだ縄文時代レベルのTシャツ屋ですが新作もどんどん作っております!よろしくお願いします!

博物画ワニTシャツ
博物画ワニTシャツ



インタビューはこれで終わりです。

お客様にデザインモチーフが実際に太古に生きていた生き物であると解説したところ「新しい扉が開かれた瞬間を目撃した気がした」というパイライトスマイルさん。これはマニア冥利に尽きますよね。

将来はいろんな博物館でパイライトスマイルさんのTシャツが見られるようになるといいなあ。

ということで、今回ご協力いただいた「パイライトスマイル」さんのサイトはコチラ。

 パイライトスマイル
 http://pyritesmile.shop-pro.jp/

このインタビューを読んだ後にTシャツを見てみると、新しい発見があるかもしれませんよ。

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