第108回目「Tシャツブランドインタビュー」~ がしゃ 編

第108回目のTシャツブランドインタビューは「がしゃ 編」です。

がしゃのサイトはこちらです

 がしゃ
 http://がしゃ.com


今回は「がしゃ」さんにお話を伺いました。

和柄の手書きTシャツを制作するブランドさん、というかイラストレーターさんです。イラストレーターさんが、どのようなきっかけでTシャツに絵を描くようになったのでしょうか?

さて、今回はどういうお話が飛び出すでしょうか?お楽しみに。

第108回目「Tシャツブランドインタビュー」~ がしゃ 編 (2011/9/3収録)

クラゲ : 今日はよろしくお願いします。

がしゃ : よろしくお願いします。

クラゲ : まず最初にブランドの自己紹介をお願いいたします。

がしゃ : 和柄手描きTシャツを制作販売している「がしゃ」です。日本古来の妖怪「がしゃどくろ」からブランド名をとりました。和柄で髑髏メインでやろうと思って始めたので。

武士髑髏 月光
武士髑髏 月光

クラゲ : がしゃさんがTシャツを作り始めたきっかけを教えてください。

がしゃ : 本職はイラストレーターで、雑誌の挿絵みたいな仕事をしていたんですが、なんか編集の言う通りの絵を描くのがつまんなくなって。

もっと自由に描きたいモノをエンドユーザーに直接問い掛けられないかな、と思っていたところ、服屋をやってる幼なじみのヤツから手描きのTシャツを見せられて。「今これがものすげー売れるんだ」って。

そんでこれなら俺でも描けるし、直にお客さんに意見聞けるし。というか、そこそこ高い値段で売ろうと思ってたんで、買ってもらえたえらそれは自分の絵に対しての評価と捉えてもいいかな、と。で、描きはじめました。

阿修羅像 弐
阿修羅像 弐

クラゲ : ネットでTシャツを売り始めたきっかけを教えてください。

がしゃ : ブランドを始めたのが 2005 年。ブランドをはじめた最初からヤフーオークションで売りました。当時はヤフオク全盛期だったんで、なんだかあれよあれよという間に売れていきましたね。もともとその幼なじみがヤフオクで売ってたのがきっかけで、ここで売るのを前提に始めました。



クラゲ : 最初にTシャツが売れたときの感想を教えてください。

がしゃ : はじめてすぐ売れましたね。たぶんヤフオク出して1週間とか。感想は「うおー!すげー!まじで?」。

傾奇者
傾奇者

クラゲ : ネットでTシャツを販売してみていかがですか?

がしゃ : 全然知らない人からものすげーお褒めのメールをいただいたり、自分のお気に入りのバッグに描いてもらえませんか、みたいな問い合せいただいたときはうれしいですね。

あ、あと、これは最近のことなんですが、でかい和柄ブランドの「錦さん」からコラボのお話をいただいて、今秋(2011年)10月ごろには「がしゃ×錦 コラボレーション」が世に出ます(すみません、宣伝です)。これはすごく嬉しかった。ああ、やっとがしゃの絵が、好き勝手描いた絵が仕事として認められるようになったんだ、って。

一方で大変なのは、うーん…売れてない時、アクセスが少ない時になんでなのかよく分かんないことですかね。

松に雄鶏図
松に雄鶏図



クラゲ : Tシャツのアイデアはどのように考えていらっしゃいますか?

がしゃ : 机に向かって考えます。あとマンガみたり(笑)。うちで売ってる「武士髑髏」っていうドクロの侍Tシャツと「地獄太夫」っていうドクロの花魁Tシャツがお客さんに人気があるので、マンガは絶好の資料です。特に武士髑髏には。地獄太夫の方はマンガ雑誌のグラビアとか、女性の下着の通販誌とか、エロ本とか見てますね。

武士髑髏 臨(りん)
武士髑髏 臨(りん)

地獄太夫 月見で一杯
地獄太夫 月見で一杯

なんだかこういうふうに言うとものすごく楽しそうな仕事ですね(笑)。でもやっぱり描く時はすげー大変です。なかなか思ったようにはうまく描けない。あ、あとごくたまーにですが、無地のTシャツに向き合ってる時Tシャツの上に絵柄が見えることがあります。ごくごくたまーにですけど。切羽詰まってる時。

基本的にはTシャツのデザインというよりは、絵を描いてるつもりです。だから前面のデザインはすごく困る。というのも、ウチのメイン絵柄はだいたい背面だから。前面は同じデザインのTシャツがたくさんあります。すみません。

クラゲ : 自分のTシャツの中で特にお気に入りのものはどちらですか?

がしゃ : カテゴリーというか、絵柄で言うとやっぱり「武士髑髏」と「地獄太夫」です。作品でいちばん好きなのは「地獄太夫 響」かな。

地獄太夫 響
地獄太夫 響

髑髏という「和柄」と、レスポールギターを弾いてる「現代」をすごくうまく合わせられて、かつ動きがうまく表現できたからです。実際人気もあります。でも、どれも好きは好きです。1枚も売れなくても(笑)自分の作品だし。

クラゲ : 他のブランドに「ここは自慢できる」というところは?

がしゃ : 「やっぱり絵柄の質」というか「手描き」ですからね、全部。原画を売ってる。たいして名があるわけでもないですが、絵描きが描いた肉筆の絵を 10,000 円切るくらいの価格で提供しているので、それはかなりお買い得かな、と。言ってみればぜんぶ1点モノですから。がんばってます(笑)

伊達政宗
伊達政宗

クラゲ : がしゃさんにとってTシャツとは?

がしゃ : 必ずあるモノ。Tシャツ持ってない人っていないと思います。あまり気づかないことかもしれませんが、現代人にとってなくてはならないものだと思います。

クラゲ : がしゃさんが気になるTシャツブランドを教えてください。

がしゃ : 「Vemod」さん。ものすごいクオリティ。たいていの手描きTシャツには負けてないつもりですが、Vemod さんには負けます。個人的に グスタフ・クリムト がものすごく好きなので、そういうのを感じさせる絵柄もものすごく好きです。唯一自腹で買った手描きTシャツです。

あと「伊藤製作所」さん。大好き。あの抜けっぷり。本気でやってなさそうで、ものすげー全力ですからね。伊藤さんは。そういうこと言っちゃいけないのかな?ブランドイメージ崩れちゃうかな(笑)

月光龍
月光龍

クラゲ : 今後の目標を教えてください。

がしゃ : 世界進出。欧米でいけると思うんですが、どうすりゃいいのかよくわかんない。以前ロシアのバイヤーからお声がかかりましたが、そこのサイトオープンしないまま現在閉鎖中だし(笑)

髑髏龍馬
髑髏龍馬

クラゲ : 最後に東京Tシャツ部をご覧の皆様に一言いただけますでしょうか。

がしゃ : Tシャツ好きなら一度はがしゃを見てください。今まで知っていた「Tシャツ」とは違う「Tシャツ」があると思います。お付き合いいただきありがとうございました。

クラゲ : 今日はありがとうございました。

がしゃ : ありがとうございました。



インタビューはこれで終わりです。

元々イラストレーターをされていたがしゃさん。自由に好きなものを描きたいと思い立ち、そこからTシャツへ描くようになりました。

「買ってもらえたえらそれは自分の絵に対しての評価と捉えてもいいかな」から、現在では他のブランドさんとのコラボも決まり、ステキです。

そして目標の「世界進出」ですが、どなたかご一緒できる方がいらしたら、是非がしゃさんにご連絡を!

ということで、今回ご協力いただいた「がしゃ」のサイトはコチラ。

 がしゃ
 http://がしゃ.com

このインタビューを読んだ後にTシャツを見てみると、新しい発見があるかもしれませんよ。

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