第106回目「Tシャツブランドインタビュー」~ げんじゅ/GENJU 編

第106回目のTシャツブランドインタビューは「げんじゅ/GENJU 編」です。

げんじゅ/GENJUのサイトはこちらです

 げんじゅ/GENJU
 http://genju.jp/


今回は「げんじゅ/GENJU」さんにお話を伺いました。

幻想世界・ファンタジーモチーフのTシャツからスタートしたげんじゅさん、今ではストリート・ロック・アメカジ系のTシャツ販売も行っております。

さて、今回はどういうお話が飛び出すでしょうか?お楽しみに。

第106回目「Tシャツブランドインタビュー」~ げんじゅ/GENJU 編 (2011/9/2収録)

クラゲ : 今日はよろしくお願いします。

げんじゅ/GENJU : よろしくお願いします。

クラゲ : 最初にブランドの自己紹介をお願いいたします。

げんじゅ/GENJU : 「げんじゅ/GENJU」と申します。無駄に大真面目で不器用な…つまり微妙なデザインのTシャツを作っています。そのうち「ビミョT」という新たなカテゴリを立ち上げるつもりです。

The Death
The Death

クラゲ : 「げんじゅ/GENJU」というブランド名の由来を教えてください。

げんじゅ/GENJU : 当事業所では当初、物語やファンタジーゲームの中の世界「幻想世界」をモチーフにすることをコンセプトとしておりました。その為、幻想世界内の生き物「幻獣=げんじゅう」を可愛くもじって生まれたのが「げんじゅ」というブランド名です。



クラゲ : げんじゅさんがTシャツを作り始めたきっかけを教えてください。

げんじゅ/GENJU : 同時に仕事を辞めた数人が集まって、誰かが「Tシャツ作ろうぜ」と言い始めたのがきっかけですね。それで「お前はデザイン考えろ」と。「ついでに代表も任せた」と。何にせよ、彼らの最大のミスでしたね。私に代表させたのは(笑)

Unicron Magic
Unicron Magic

クラゲ : そこからネットでTシャツを売り始めたきっかけを教えてください。

げんじゅ/GENJU : ネットショップを立ち上げたのは3年ほどになります。もともと私はしがないウェブ屋さんだったんですね。で、集まったスタッフもアパレルの素人。販路はないし資金もない。ならまずはネットで、という今考えると自然で安易な流れだったようです。

クラゲ : 最初にTシャツが売れたときの感想を教えてください。

げんじゅ/GENJU : 知り合いの協力購入を除けば、立ち上げてから3ヶ月ほどしてからでした。恐らく多くの店舗様も同じ思いをされたのだろうな、と推測しますが「そ、そんな馬鹿な…購入メールがメールボックスに!?」という感じでした(笑)

嬉しさも勿論ありましたが、それ以上にプレッシャーが強かったのを覚えていますね。

Dolphin's Vision
Dolphin’s Vision

クラゲ : ネットでTシャツを販売されてみて、いかがですか?

げんじゅ/GENJU : 最初は「シルクスクリーン」で作っていたんです。売れるかどうかさえ分からないTシャツを、サイト上では画像で存在するように見せかけることは出来ても、サンプルで実際のTシャツを作ると結構な額の資金が必要になります。こうなると自然と、注文が来てから初めて業者さんに版を作って貰う、という流れになってしまうんですね。

でもウチの当時の1商品あたりの販売力は極微小。一方、新作は出さないとアイテム数は増えず、商品力に深みが出ない。とは言え、お客様の選択肢が増えると売れるものもバラけてきますし、サイズ対応を考えるとお客様を待たせてしまうわ、激しく赤字が出るわという悪循環になってしまったんです。正直、注文が来ると「よし」ではなく「来てしまった…」という時期がありました。

それなら動けなくなる前に、と資金をはたいて「インクジェットプリンター」を導入したんです。独断でしたので後でスタッフからブーイング出ましたけどね…。一応自己資金だったんですが(笑)

しかし結果として問題点が解決し、お客様に対して感謝の気持ちと、仕事としての喜びを純粋に受け取れるようになりました。また、注文が着実に増えてきたのも、この時期ですね。

Dolphin's Vision
Dolphin’s Vision



クラゲ : Tシャツアイデアはどのように考えていらっしゃいますか?

げんじゅ/GENJU : 出張や散歩時に目に留まったものを常にノートに書いています。8割は自分で何を描いたのかサパーリ理解出来ない、という落書きですが…。あとで見た時に「これ、やっぱり面白いよな」と思ったら実際のデザインに起こす、といった流れになっています。

クラゲ : 自分のブランドのTシャツの中で特にお気に入りのものはどちらですか?

げんじゅ/GENJU : んー…「HOUND WOLF」ですね。

HOUND WOLF
HOUND WOLF

インクジェットを導入した年の年末に「自分がどこまで何を作れるようになったのか」を試すために、いつもより時間を掛けて初めてインクジェット用に描き起こしたものです。どちらかというと弱気になりがちな私が、もっと強さを持ちたいと自分に対する希望も含めて描いたデザインです。

クラゲ : 他のブランドに「ここは自慢できる」というところは?

げんじゅ/GENJU : 素敵なブランドさんが沢山おられますからね…あまり大きなことは言えませんがただ真面目に1枚1枚のデザインを作っていること。それから、1ヶ月に最低1枚の新作発表は特殊な事情がなければ絶対に欠かしていないということでしょうか。

それから、購入してくださったお客様からは「他では見られない」という言葉を多く頂いております。

ROSE BLOOD
ROSE BLOOD

クラゲ : げんじゅさんにとってTシャツとは?

げんじゅ/GENJU : いつの間にか生活の一部になりましたね。Tシャツで作った布団で寝ても構いませんよ!…ちゅーか、そのままTシャツで寝ろよ、と(笑)

クラゲ : げんじゅさんが気になるTシャツブランドを教えてください。

げんじゅ/GENJU : クスリと笑ってしまうのが「レッドバズーカ」さん。メルマガも購読してます。「unit of land」さんもずっと気になっているブランドさんです。

Black Cogwheel
Black Cogwheel

クラゲ : 今後の目標を教えてください。

げんじゅ/GENJU : 今のクオリティを維持、或いはアップさせつつ 100 種類のTシャツを作り上げること。それが実現出来れば何か変わる、と信じて…、信じたい…、変わるかナー、なんて…。あはは、弱気デス。



クラゲ : 最後に東京Tシャツ部をご覧の皆様に一言いただけますでしょうか。

げんじゅ/GENJU : これからもお客様に愛用して頂きたいと願いを込めてデザインTシャツを作っていこうと思います。まだまだヒヨコレベルのブランドではございますが何卒「げんじゅ/GENJU」を生暖かく見守って下さいませ。

クラゲ : 今日はありがとうございました。

げんじゅ/GENJU : ありがとうございました。



インタビューはこれで終わりです。

資金をかけて「インクジェット」を購入したのが、げんじゅさんのターニングポイントだったのかもしれませんね。こちらをキッカケに、購入して制作の流れが上手くいった以上に、喜びを純粋に受け取れるようになったのは、素晴らしいですね。

そして、毎月必ず新作をリリースされることを欠かさないという点が凄いです。Tシャツ屋さんであれば、この凄さが実感できると思います。

ということで、今回ご協力いただいた「げんじゅ/GENJU」のサイトはコチラ。

 げんじゅ/GENJU
 http://genju.jp/

このインタビューを読んだ後にTシャツを見てみると、新しい発見があるかもしれませんよ。

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