第94回目「Tシャツブランドインタビュー」~ FREE KETCHUP 編

第94回目のTシャツブランドインタビューは「FREE KETCHUP 編」です。

FREE KETCHUPのサイトはこちらです

 FREE KETCHUP
 http://www.free-ketchup.com/


今回のインタビューは、 FREE KETCHUP です。

鉄道でも特に「路線図」や「地図」をテーマにしたTシャツブランドさん。どうしてTシャツを作るようになって、どうやってネタを見つけてくるのか等についてお伺いいたしました。

どういうお話が飛び出すかお楽しみに。

第94回目「Tシャツブランドインタビュー」~ FREE KETCHUP 編 (2011/6/26収録)

クラゲ : 今日はよろしくお願いします。

FREE KETCHUP : よろしくお願いします。

クラゲ : まず自己紹介をお願いいたします。

FREE KETCHUP : 鉄道路線図と地図をモチーフにしたTシャツを作っています。 FREE KETCHUP (フリー・ケチャップ) の H.i.S 田 と申します。よろしくお願いします。ほとんど無名なブランドですが、大丈夫でしょうか?

16 TIL SHE DIE

クラゲ : 大丈夫です!「 FREE KETCHUP 」というブランド名の由来を教えてください。

FREE KETCHUP : 思いつきですが、フリーク( FREAK )っぽい名前にしたかったんです。それで「 FREE KETCHUP (フリー・ケチャップ)」としました。でも今思えば、鉄道を連想させるような名前か、印象に残りやすい漢字4文字くらいの名前にしてもよかった、とも思っています。



クラゲ : H.i.S 田さんがTシャツを作り始めたきっかけを教えてください。

FREE KETCHUP : 作り始めたのは 2000 年くらいです。雑誌でインパクトのある写真を見つけて、切り抜きを持って見せて回るより、プリントして着て歩いた方が早いな、と思って。そこからです。自分が着るために好きな歌の歌詞とかレコードジャケットとかをプリントしてたんです。Tシャツにしたくてレコードを買ったりしたこともありました。文字通り、ジャケ買いです。当時はどっちかっていうと、いわゆるネタ系寄りではなかったですね。

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青山でやってたころのTシャツ・ラブ・サミットで「レッドバズーカ」さんとか「ちくわぶ」さんとかのTシャツを買ってました。あと「伊藤製作所」さんの木彫りパンダジャージとか。

当時は「そういうジャンルがあるんだー」とただ眺めていただけですね。数年後に自分が手を染めるとは思ってもませんでした。

クラゲ : H.i.S 田さんがネットでTシャツを売り始めたきっかけを教えてください。

FREE KETCHUP : 2009 年3月に「Tシャツビジネス塾」を受講したのが直接のきっかけです。最初から「Tシャツ屋をやろう」と思って受講したわけではなかったんですけど、受講したら無性にやりたくなってしまって。その年の 2009 年8月のラブサミにそれまでに作っていたシャツと合わせて6点持ち込んだのが最初です。

いっそ小田急で逃げましょか」と「武雄菊池」のTシャツは出店にあわせてつくりました。

いっそ小田急で逃げましょか

武雄菊池

クラゲ : そこから最初にTシャツが売れたときのことを教えてください。

FREE KETCHUP : クラゲさんに「パンダTシャツの極北」と評していただいた「PANDA fuckin’」が最初に売れたんだったと思います。目を引くアイテムがあったおかげで想定していたよりも買っていただけましたね。

ただ「PANDA fuckin’」「NO NIPPLESS」とかは、いじってもらえるわりには売れないんですけどね、実は。「なかなか着にくい」と言われてしまって。「インパクトの強さ」と「着やすさ」の匙加減が難しいです。自分にとっての永遠の課題になると思います。



クラゲ : 実際にTシャツを販売されてみていかがですか

FREE KETCHUP : サイズのことでいつも泣いています。デザインを気に入ってくれても、ちょうどそのお客様のサイズだけ在庫が無かったり。最初の出店のときに、業者さんにオーダーを間違えてて全部Sサイズで来たこともありました。

イベント出店のときはいつも白鶴のハッピを着ているんですけど「ブースの番号ははっきり覚えていなかったけど、白鶴が目印になって遠くからでもわかった」と言われたときはうれしかったですね。

名古屋の出身で、今は東京に住んでいますが、大阪のネタが多いので「大阪のどこですか」と「大阪」に限定して聞かれたことがあってビックリしたこともあります。

クラゲ : Tシャツのアイデアはどのように考えていらっしゃいますか?

FREE KETCHUP : 居酒屋で友達と話してるときとか、ふだん乗らない電車にのったら、路線図を眺めたりするときに、浮かびます。「失われたファをもとめて」は飲み会の席で生まれたものですね。

失われたファをもとめて

イベント出店時にお客さんと話していて、というのもあります。そのままネタになることは少ないですが、ヒントというか方向性を与えてもらってます。

クラゲ : ご自分のブランドのTシャツの中で特にお気に入りのものはどちらですか?

FREE KETCHUP : 「武雄菊池」がオススメです。うちのTシャツの中でおそらく一番「着やすい」デザインです。ネタTっぽくなくてさりげなく着てもらえるかな、と思っています。

武雄菊池

Tシャツをはじめた頃に、久しぶりに会う友達との飲み会に「最近こういうことはじめたんだよ」ってことで何着か持っていったらそのとき初対面の人が、この「武雄菊池」を気に入って,その場で買ってくれたことがありました。それで、これはイケるかもと錯覚してしまいました。

クラゲ : 他のブランドさんに「ここは自慢できる」というところは?

FREE KETCHUP : 「パンダ」「Tシャツ」「交尾」のワードで検索すると一番最初に出てくることです。というのは冗談ですが。

全く絵が描けないので自慢できることがほとんどないのですが、例えば、九州とか四国とかの地図を使った図柄だと地元の人が反応してくれるところが利点でしょうか。

そして、「経県値」というサイトがあって、47それぞれの都道府県との関わり、というか接触度合いを数値化できるんですけど、得点が上がっていくのが面白いな、と思って全47都道府県泊まりつぶしの旅を過去にやったんです。おかげで今は、全国の主要路線に対応できるようになりました。その「経県」は鉄道Tシャツをやっていく上での財産ですね。

路線図にしても沿線の人が「私、小田急沿線に住んでるんですよ」と言って「いっそ小田急で逃げましょか」というシャツに反応していただいたり、とか。逆に「小田急沿線だけど江ノ島線の方だから・・・」とか「気にいったけど、K社(他社私鉄)勤務だから、着れない・・・」と言われたこともあります。

ゆくゆくは全国津々浦々の路線に対応しなければならないので道のりは長いです。

シリーズ・日本の海峡1 ラインクロス!

クラゲ : H.i.S 田さんにとってTシャツとは?

FREE KETCHUP : コミュニケーションツールですね。

自分が基本的に初対面の人と話をするのがあまり得意な方ではないので、デザインにツッコミをいれることで話すきっかけにできるような、Tシャツを作れればと思っています。



クラゲ : H.i.S 田さんが気になるTシャツブランドを教えてください。

FREE KETCHUP :
small design」さんや「まめた本舗」さんのTシャツは、以前から着用させていただいてましたし、ブランドを立ち上げてからも、大変お世話になってます。Tシャツビジネス塾で同期の「Xasso design ware」さんにもいろいろと相談に乗ってもらうことが多いです。

文字一本でやっている「吉田ナゴヤ堂本舗」さんは意識せざるを得ない存在ですね。自分のところは、地図を載せたりすることはあるものの、文字が中心になるデザインなので、吉田さんには、すごく勉強させてもらっています。吉田さん、実はものすごく絵がうまかったらどうしよう、とか思っているんですけど。お話をしているとそういうストイックなところがあるんじゃないかと思っています。

あと、残念ながら面識はないのですが「正月どらいばー」さんも好きです。

われらきたくぶ

クラゲ : 今後の目標を教えてください。

FREE KETCHUP : 鉄道の路線図と地図と昭和歌謡のTシャツとうたっているわりに、思いついたものは商品化してしまうので散漫な感じになってしまってますが、本気で路線図に取り組み合いなと。

鉄道会社のオフィシャルなTシャツだと、その会社の路線しか当然扱わないんですけどインディーズTシャツなら、会社を跨いだデザインも作れるので、その自由なところを生かしていきたいと。そしてゆくゆくは全国(路線)制覇を目指します。

クラゲ : 最後に、東京Tシャツ部をご覧の皆様に一言いただけますでしょうか

FREE KETCHUP : お付き合いいただきありがとうございました。この機会にどうかお見知りおきを。Tシャツ・ラブ・サミットなどのイベント出店がメインの活動になりますがいじってもらえるとうれしいです。通販でも購入していただけますので、ぜひご贔屓に。よろしくお願いします。

クラゲ : 今日はありがとうございました。

FREE KETCHUP : ありがとうございました。



インタビューはこれで終わりです。

元々「Tシャツ・ラブ・サミット」を「そういうジャンルがあるんだー」と眺めていたところ、気づいてみたら自分でTシャツを作るようになっていたという H.i.S 田さん。

好きが高じてTシャツを作るようになったということで、サイトを見ていても、各モチーフに対するこだわりが伝わってきます。

ということで、今回ご協力いただいた「FREE KETCHUP」のサイトはコチラ

 FREE KETCHUP
 http://www.free-ketchup.com/

このインタビューを読んだ後にTシャツを見てみると、新しい発見があるかもしれませんよ。

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