第77回目「Tシャツブランドインタビュー」~JELLYFISH編

第77回目のTシャツブランドインタビューは「JELLYFISH編」です。

JELLYFISHのサイトはこちらです

 JELLYFISH
 http://www.jelly-fish.jp/


今回のインタビューは JELLYFISH さんです。

スカル系のTシャツをメインに作成されているブランドさんなのですが、なんと本業がAV監督ということで、どういうお話が伺えますでしょうか?お楽しみに。

第77回目「Tシャツブランドインタビュー」~JELLYFISH編 (2010/10/6収録)

クラゲ : 今日はよろしくお願いします。

JELLYFISH : よろしくお願いします。

クラゲ : 最初にブランドの自己紹介をお願いします。

JELLYFISH : 「JELLYFISH」といいます。奇遇にも部長のお名前とと同じ「くらげ」という意味なんですがくらげとはまったく関係ないスカル、ロック系のTシャツを細々と創らせていただいてます。

BLIND ALLEY DO or DIE
BLIND ALLEY DO or DIE

クラゲ : 「JELLYFISH」というブランド名の由来を教えてください。

JELLYFISH : ご存じかもしれませんが、自分の生業がAV監督なんです。で、一応、映像の制作会社をやってまして、会社名が「ジェリーフィッシュ」だったので、なんとなくそのまま…。

会社名の由来としましては、あくまで僕のイメージなんですけど、くらげって無脊椎動物だし、波まかせで漂ってそうだし、自由を通り越して無責任な感じさえして、いいな~と。フニャフニャなのに毒持ってたりもするし。そんな風になりたいな~と思ってつけました。



クラゲ : JELLYFISHさんがTシャツを作り始めたきっかけを教えてください。

JELLYFISH : 会社を立ち上げたばかりのころに、記念にスタッフTシャツを作りたいと思ったんですよ。撮影現場でスタッフ全員が着てたらなんかカッコいいなと思って。それでとりあえずプリント工場とか調べて作ってみたら、もう楽しくなっちゃいまして、さっそく自分が着たいデザインのTシャツを作り始めてました。

クラゲ : そこからネットでTシャツを売り始めたきっかけを教えてください。

JELLYFISH : 実際にネットショップとして売り始めたのは、もう少し後なんですが、さっきも言ったように、一枚目からプリント工場に発注してましたんで、自分が着たいがために最低ロット数は発注しなきゃいけなくて、しかもいま考えると、自分でも何考えてたんだろうって位、最低ロット以上に大量に発注してしまって(笑)。

届いてみたら、当然山のような在庫になって「こりゃなんとかしなきゃ」と思って委託で置いてくれるお店を探しながら ヤフオク とかで売り始めたのがきっかけです。

THE EMPTY HEART
HE EMPTY HEART

クラゲ : 最初にTシャツが売れた時の感想を教えてくださいませ。

JELLYFISH : 最初は多分、ネットではなくて委託で置いてくださった「No More Tears」さんで売れたのが最初だったと思います。とにかく嬉しかったですね。

当然、買ってくださった人とは、直接のやり取りはなかったんですが「着てるところ見せて~」って思いました。っていうか、それはいまだに思います。で、実際に着てくれてる人を見つけると、激しくテレます(笑)

AV監督として目の前 5cm に全裸の女の子がいてもテレないくせに、自分のTシャツ着てる人が目の前 5cm にいたら、耳とか真っ赤なんじゃないですかね。



クラゲ : ネットでTシャツを販売されてみていかがですか?

JELLYFISH : 大変というか、そんなに売れてるワケじゃないんで(苦笑)、未だに何をどう改善していけばいいか模索しっぱなしです。一方、うれしいのはリピーターというか、同じお客さんが新作を買ってくれたりするのが、最高にうれしいです。

クラゲ : Tシャツのアイデアはどのように考えていらっしゃいますか?

JELLYFISH : 「自分で着たいな」と思うデザインをしているだけです。特に意識してないです。

公認 二宮沙樹×JELLYFISH コラボTシャツ
公認 二宮沙樹×JELLYFISH コラボTシャツ

クラゲ : AV監督として「映像」を作成することと、「Tシャツ」を作成することの違いってございますか?

JELLYFISH : めちゃめちゃ難しい質問ですね(苦笑)。自分にとって、ジャンルがっていうよりも、すべてにおいて別物なので……。

もちろん制作の過程も全然違うんですけど、それ以上になんというか…。こう言い方をすると両方に語弊を招くかもしれないんですけど、AVはやはりお金をもらう事を大前提として、クライアントや見る人のことを考えて作る物。Tシャツはお金は関係なく自分本位に作る物。「仕事」と「趣味」っていう感じで、簡単に分けられるような意味じゃないんですけど、この説明じゃわかりづらいですよねぇ(苦笑)

もちろん、AV監督を完全に仕事と割り切ってるのかといえば、楽しんで…あっ、女の子の裸をって意味じゃないですよ(笑)もちろん、それはそれで、確かに何年やってても楽しいんですけど…(笑)技術的な事、内容的な事など映像でもいろいろ試してみたい事をやったりもしてるし、現場で一人でオタク魂に火がついて盛り上がってたりもするし。

かたやTシャツも商品として考えてないワケではなくて、もちろん買ってくれる人がいるって事を前提にして作ってるんで、Tシャツの素材だったり、スカルの表現がリアルがいいのか、デフォルメされてた方がいいのかとか色々考えてます。ただ最終的には自分のエゴを通しちゃう(笑)。「自分ならこのTシャツ買う!」ってのを作っちゃう。

何が言いたいのかわかんなくなってきちゃったんですけど(苦笑)、とにかく作っているスタンスが最初から違います。たぶん。

Triplet skull
Triplet skull

クラゲ : Tシャツ制作特有の難しさや楽しさがあれば、そちらも教えてください。

JELLYFISH : :デザインをしているのは単純に楽しいです。これがひと月に何パターンも考えなきゃいけないってなると、きっと辛く思う事もあるんでしょうけど、基本的にそういう縛りもないので、楽しいです。ただ、おかげで新作が少なすぎますけど…。

Tシャツくん」も何度も買おうと思って、東急ハンズで立ち止まってるんですけど、商品の前で熟考してるうちにいつも「きっとコレ買ったら、自分の分の一枚しか作らなくなっちゃう…オレ」って思って買うの止めてます(笑)。

だって、やっぱり自分以外の人にもTシャツ着てもらいたいですから。

Drifter's Spirits -Ⅱ
Drifter’s Spirits -Ⅱ

あと質問とは全然関係ない余談なんですけど…、最近、自分とこ以外のTシャツも結構着るようになったんですよ。

基本的にコレクターというかオタク気質なんで、つい色んなTシャツを買ってしまうんですよ。それはブランド立ちあげてからも変わってないんですけど、ブランド立ちあげてから最近まで「それより自分のブランドの宣伝しなきゃ」って思って、着るのは自分の商品だけで、買ったお気に入りのTシャツはしまい込んで、時々出して見て楽しむみたいな、そんな気持ち悪い感じになってたんですよ(笑)

でも最近はなんかそういう気負いがなくなったのか、気にいってる自分のとこ以外のTシャツとローテーションで着るようになって、昨日はお気に入りのブランドのTシャツ、今日は自分とこのTシャツって着比べて「うん。負けてないじゃん」って一人で悦にいってます(笑)

あとはホント、もう少し売れてくれたらなー。



クラゲ : 自分のブランドのTシャツの中で特にお気に入りのものはどちらですか?

JELLYFISH : 毎作品、もっとこうすれば良かったとか反省は多々あるんですけど基本的に自分で作ったスカル系のTシャツは全部お気に入りです。
ただ、ブランド始めてから基本的に自分とこのTシャツばかり着てるんですけど、ヘビロテなのは「Drifter’s Spirit’s」と

Drifter's Spirits
Drifter’s Spirits

49skull」あたりなんで無意識なんですけど、きっと「特に」お気に入りなのかもしれないです。

49skull
49skull

クラゲ : JELLYFISHさんが気になるTシャツブランドを教えてください。

JELLYFISH : お店に置いてくださった「VEMOD」さん「Cranio」さん「Hanky Spanky」さんとかは、いろいろ意識するし気になります。あとはTシャツというよりアパレルブランドなんですが「SNIPEHEAD」というブランドは常に追いかけてます。

クラゲ : JELLYFISHさんにとってTシャツとは?

JELLYFISH : メチャメチャ難しい質問ですねぇ…。

なんか自分自身、創り手としてもユーザーとしても中途半端なんだと思うんですよ、僕。そんなヤツにとってのTシャツなんだから、きっと中途半端なモノなんだと思います。良い意味でも悪い意味でも。

すいません…上手く言えなくて。

公認「吉崎直緒×JELLYFISH」コラボTシャツ
公認「吉崎直緒×JELLYFISH」コラボTシャツ

クラゲ : 今後の目標を教えてください。

JELLYFISH : もう少し売れてみたいな~と。売れる事によって、いままで見えなかった事が見えてきたり、同じ事でもこれまでと違う感じ方をしたりとか絶対にあると思うんで、それを体感してみたいです。

あと、これは立ちあげの時から言ってるんですけど「フジロック」や「サマソニ」で自分のTシャツの目撃情報を聞きたいです(笑)。随時、情報募集してるんで、もし見かけた方いたら、SHOPページの右上「お問い合わせ」からメールください。

クラゲ : 最後に、東京Tシャツ部をご覧の皆様に一言いただけますでしょうか。

JELLYFISH : きっとご存じない方のほうが多かった思うんですけど、最後まで読んでいただけたなら、ついでにホームページの方も見てやってください。これからもずっと自分が「好き」ってだけでドクロやら裸やらのTシャツばかり創ってそうですが、末永くよろしくお願いします。



インタビューはこれで終わりです。

好きが高じてTシャツ制作を行うブランドさんがすきなのですが、JELLYFISHさんもTシャツが好きで自分たちで自分たちのTシャツを着てみたい!から、Tシャツ販売も行うようになったブランドさんでした。

自分の作るTシャツが大好きだから最終的に「自分ならこのTシャツ買う!ってのを作っちゃう」ってのがいいですね。

また、「自分のTシャツ着てる人が目の前 5cm にいたら、耳とか真っ赤なんじゃないですかね」というところは、どちらのブランドさんも共感の感覚なのではないでしょうか?

ということで、今回ご協力いただいた「JELLYFISH」のサイトはコチラ。

 JELLYFISH
 http://www.jelly-fish.jp/

このインタビューを読んだ後にTシャツを見てみると、新しい発見があるかもしれませんよ。

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