第78回目「Tシャツブランドインタビュー」~melthelm編

第78回目のTシャツブランドインタビューは「melthelm編」です。

melthelmのサイトはこちらです

 melthelm
 http://melthelm.6.ql.bz/


今回のインタビューは melthelm さんです。

ダーク、アーティスティック、そしてグロテスクなTシャツをリリースしている melthelm さん。どういうお話が伺えますでしょうか?お楽しみに。

第78回目「Tシャツブランドインタビュー」~melthelm編 (2010/10/6収録)

クラゲ : 今日はよろしくお願いします。

melthelm : よろしくお願いします。

クラゲ : まず最初にブランドの自己紹介をお願いいたします。

melthelm : グロテスク、アーティスティックファッションブランド「melthelm(メルトヘルム)」です。殺害衝動をぶつけて作ったり、哲学的思考を巡らせながら作ったりしてます。ホラー映画や音楽(主にヘヴィメタル)を聴いてそれにインスパイアされて作ることもあります。商品のほとんどは手描き1点物です。

血みどろで小汚い服が多いのが特徴です。

デスブロック
デスブロック

クラゲ : 「melthelm(メルトヘルム)」というブランド名の由来を教えてください。

melthelm : 私がありたい、美しいと思う頭の形。メルトは「融解」、ヘルムは「支配」を意味します。

クラゲ : melthelm さんがTシャツを作り始めたきっかけを教えてください。

melthelm : 元々私は抽象画を描いてまして、この能力を他の方面で生かしてみたいと思い始めたのがきっかけです。



クラゲ : ネットでTシャツを販売したのはいつからですか?

melthelm : 去年(2009年)の10月からです。30回目の デザインフェスタ が終わった翌日から売り初めました。

クラゲ : 最初にTシャツが売れたときの感想を教えてください。

melthelm : ネットショップをオープンしてすぐに売れました。買ってくれたのは長年付き合いのある知人です。私の絵も服も大変気に入ってくれてる方で、今でもちょくちょく買ってくれてます。

ネットショップで初めて売れた時は、そりゃもう嬉しかったですね。私は今、店1本じゃきついので店とは別の仕事もしてるんですが、その仕事の給料日よりも遥かに嬉しかったです。

サドⅠ・グロタイプ
サドⅠ・グロタイプ

ちなみにこの仕事は創作とは無縁の仕事です。内容は肉体労働、嫌々やってます。最近は慣れてきたので、作業しながら店の商品の説明文やメールマガジンの内容を考えてますよ。不良ですね。

クラゲ : ネットでTシャツを販売されてみての感想をお聞かせ下さい?

melthelm : 何もかもが大変です。私は服のデザインも商品ページ作りも事務作業も全部1人でやってるので、もう毎日がてんてこ舞いです。商品ページの写真のモデルは私なんですが(一部を除く)、あれセルフタイマーで1人で撮ってるんですよ。

身近に撮ってくれる心優しい人物がいないので仕方なくやってるんですが、セルフタイマーで1人で撮るとなかなかうまく撮れないんですよね。毎回100枚以上撮ってるんですが、100枚以上撮ってもうまく撮れないことが多々あります。

一方、嬉しかったことは、買ってくれた方から手紙やプレゼントを貰ったことですかね。先月の10月でメルトヘルムは1周年だったんですが、その時弥勒菩薩の掛け軸を貰いましたよ。仏像好きなんで、嬉しかったです。



クラゲ : 自分のブランドのTシャツの中で特にお気に入りのものを教えてください。

melthelm : 「フォシルサルファー」「デッドレッドバター」「ミスハンドのグロ版」とか気に入ってますね。グロいの好きなんで。でもこうゆうグロいのに限って売れないんですよね。私が買う立場だったら買うんですが…。私の好みが特殊なんですかね。

フォシルサルファー
フォシルサルファー

デッドレッドバター
デッドレッドバター

Tミスハンドのグロ版
Tミスハンドのグロ版

クラゲ : 現在サイトで紹介されている「手塗りオーダメイド」とはどういうサービスでしょうか?

melthelm : お客さんが私に塗ってもらいたいものを送ってもらい、それを私が塗るサービスです。服でも服以外のものでも塗ることが可能です。1オーダーで1万かかりますが、物によっては前後する場合があります。

手塗りオーダメイド
手塗りオーダメイド

この「手塗りオーダメイド」は月に3回は確実にオーダーを取れるようになりたいです。日常生活に支障が出るくらいにひっぱりだこになりたいですね。

クラゲ : 他のブランドに「ここは自慢できる」というところがあれば教えてください。

melthelm : 発送用の箱ですかね。メルトヘルムの箱は手塗りなんですよ。手塗りなので毎回デザインが異なります。箱が手塗りのブランドは滅多にありません。1つ1つ手塗りのメルトヘルムの箱は、他のブランドよりも温かみのある箱だと思います。



クラゲ : melthelmさんとってTシャツとは?

melthelm : 芸術です。

クラゲ : melthelmさんが気になるTシャツブランドを教えてください。

melthelm : 東京Tシャツ部さんに登録されてるブランドの中ですと、 EVERSOUL さんが気になってます。

学生の時私はTシャツをよく集めてたんですが、 EVERSOUL さんが作ってるようなTシャツ、よく集めてました。いつかコラボレーション出来たらしたいですね。

あと、ここには登録されてませんが、Sabotage というブランドも気になります。Twitterで知ったのですが、後になってデザイナーの方が元 h.naoto のデザイナーだったことが発覚してびっくりでした。
この間展示会へ行ってきましたが、よかったです。

デスブロック
デスブロック

クラゲ : melthelmさんの今後の目標を教えてください。

melthelm : ネットショップの売り上げでメルトヘルムの実店舗を開くのが目標です。今の所売り上げはそんなによくないのでまだ開けませんが、いつか叶えられるよう今後も努力し続けたいと思います。あと、ファッションショーもやってみたいですね。場所は廃墟で。

クラゲ : 最後に、東京Tシャツ部をご覧の皆様に一言いただけますでしょうか。

melthelm : メルトヘルムの服ははっきり言って万人受けする服とは思ってません。でもこういった服を必要としている野蛮人もいます。この野蛮人のために、今日も服を作り続けます。

あ、それと1つお知らせなんですが、今度私は「スラムジャック」という「ダーク」「グロテスク」「ゴシック」「カオス」・・・のジャンルに該当するアーティスト達を20~40人位集めてライブペイントしたり、作品販売したりするイベントを計画中です。会場は川崎の荒れ狂った廃工場。参加費は8,000~10,000円。

メンバーはスカウト制ですが、もしスカウトした人が拒否した場合はその分WEBで募集をかけます。そのうちイベントの公式サイトも作りますので、気になる方はチェックしてみて下さい。

ウィンドウズXグロタイプ
ウィンドウズXグロタイプ



インタビューはこれで終わりです。

Tシャツのほとんどが手描きの1点もので、自ら「メルトヘルムの服ははっきり言って万人受けする服とは思ってません」とインタビュー中でお答えしてましたが、クラゲ的にはこの姿勢こそが、非常にインターネットらしいブランド展開と思ってます。

このインタビューがきっかけで、一人でも多くのメルトヘルムさんのTシャツを必要する方に伝わると、クラゲとしてもうれしいです。

ということで、今回ご協力いただいた「melthelm」のサイトはコチラ。

 melthelm
 http://melthelm.6.ql.bz/

このインタビューを読んだ後にTシャツを見てみると、新しい発見があるかもしれませんよ。

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