第44回目「Tシャツブランドインタビュー」~Zuttug編

第44回目のTシャツブランドインタビューは「Zuttug編」です。

Zuttugのサイトはこちらです


今回のインタビューは Zuttug さんなのですが、インタビュアーはクラゲではなく、謎のインタビュアー「どじょーさん」が行ったという初めての試み。

お互いに気心知れた同士なので、クラゲが聞く以上に色々な話がお伺いできたようですよ。どのようなお話が聞けるんでしょうか?お楽しみに。

第44回目「Tシャツブランドインタビュー」~Zuttug編 (2009/1/6収録)

どじょー : 今日はよろしくお願いいたします。

Zuttug : こちらこそよろしくお願いいたします。

どじょー : まずはブランドの自己紹介をお願いします!

Zuttug : 『ノスタルジーTシャツ Zuttug』です。「ノスタルジー is ハッピー」をコンセプトに「懐かしさ」をテーマにしています。Zuttug のTシャツを見て童心に帰ったり、忘れかけていた思い出に浸るキッカケになったらと思い、始めました。

どじょー : なぜ、懐かしさをテーマにしようと思ったんですか?

Zuttug : 2004年に参加したTシャツビジネス塾で「他にはないオリジナルをテーマ、コンセプトに」ということを教えてもらったんです。「自分らしさって何だろう」って考えていったら、小中学校の思い出がよみがえってきたんです。小さい頃からあった「大人になりたくない」っていう童心を大切にして、いろんな人にメッセージを届けたいなぁと思い、このテーマにしました。

どじょー : Tシャツビジネス塾では、どんなことを教えてもらったんですか?

Zuttug : 実際のTシャツ作りからブランドやサイト運営のノウハウなどを教えてもらいました。塾後の懇親会でいろんな人に囲まれて「10月までにブランドを立ち上げる!」と宣言したんです。本を片手に徹夜でホームページ作って…、2004年10月1日オープン!何とか間に合わせましたよ。

どじょー : オープンしてから一番最初の注文って覚えていますか?

Zuttug : それがデータがなくなっちゃって分からないんですよね…。たしか全く知らない方からの注文は、オープンしてから半年以上たった頃でした。いやー、もう本当に嬉しかった。注文メール見て、そのまましばらく浸っていましたね。



どじょー : Zuttugっていうブランド名の由来はどこから来ているんですか?

Zuttug : 「Zuttug=ずっつぐ」っていうのは、地元(岩手・宮古)で「太くて短い、ゴツゴツした」という意味の方言なんです。自分の指が太くて短くて、「ずっつぐ」っていうあだ名で呼ばれていました。自分にとっての懐かしさを考えていたら小中学校の思い出の象徴「ずっつぐ」が浮かんだんです。

どじょー : 今まで作ってきた中でお気に入りのデザインを教えてください。

Zuttug : その質問は来ると思って、Tシャツを持ってきっちゃいました(笑)。順位を付けられないのでベスト3ってことで紹介しますね。

生涯青春
これは作った時点で、もう遺作だと感じました。自分が求めていたものがこれで出せて、Zuttug を知っていた方にも「やっぱ、これじゃない?」って言ってもらえました。

ぞうきんがけ
Zuttug として最初に作ったTシャツで、このブランドの原点です。やっぱり、これを見るといろいろ思い出しますね。

やらかソウル
これまで自分がTシャツへ真っ直ぐに突っ走ってきた気持ちを改めてカタチにしちゃいました。「何かやらかそう」っていう、自分を表現できる言葉です。


どじょー : じゃあ、今までの「やらかし伝説」を教えてください。

Zuttug : まずは『短パン賞』。これは、短パン賞の日(3月31日)に「短パンを履いてる人へ勝手に短パン賞Tシャツをあげよう」という企画です。今までに3回実施して、合計6人に授与してきました。本当にレアな人たちですよね(笑)。

あとは、「丸刈り魂Tシャツ」にちなんで『公開断髪式』。他にも『Tコレ』というTシャツイベントを開催したり、2008年2月29日には『229(ずっつぐ)の日』を開催しました。

どじょー : やらかすようになったのには何かキッカケがあるんですか?

Zuttug : ジャすとの出会いが全てに繋がっていますね。ジャすフェス(注:宮城・仙台で開かれているミニイベント)に来る人がそもそも変だし、何かやりたいと思っている人たち。参加した人のつながりで鳴子、塩釜(宮城)でのアートイベントに参加したし。自ら主催したTコレ、かご灯りのイベントにも繋がりました。

どじょー : いろいろやらかしてきましたねぇ。

Zuttug : 最初は宣伝の一つだったけど、いつの間にか「売れるかどうか」は二の次で自分のメッセージを表現できるなら儲けを考えずにやっちまっていましたね。ビジネスと自己表現の両立も出来るだろうけど、今の自分には無理でした。Zuttug はブランド名ではなく自分自身を表す言葉になっていました。



どじょー : では、そろそろ2008年いっぱいで閉店することについてお願いします。

Zuttug : Tシャツビジネス塾で「成功している人は3~4年で食えるようになっている」と聞いたんです。そこで最初から「4年を期限にする」と決めて、親にも話しました。だからこそ「やりたいと思ったときに、やるしかない」と無茶が出来たんだと思います。

どじょー : いつぐらいから閉店のことを意識し始めましたか?

Zuttug : 去年、3年目に入ってから「終わり」が現実味を帯びてきて、今年(2008年)に入り腹をくくりました。「クドウさん」として毎月やらかしていて、最後の年なのにTシャツの行動はTシャツ・マイナーリーグだけでしたね(笑)。

最近になって嬉しかったのが、弟と Zuttug の今までを振り返っていたときのこと。「自分が出来ないことをやってくれた。アホだけど尊敬できる」と言ってくれました。徐々にイベントにも絡むようになってきたし、今じゃ他の誰よりも Zuttug を分かっていますからね。

どじょー : ブランドを辞めた後はどうする予定ですか?

Zuttug : Zuttug は辞めるけど、これからもTシャツはやっていきますよ。T-SNAP も出来るだけ続けたいですね。Tシャツで、もっといろんなことが出来ると思うし、そこを追求していきたい。

どじょー : 今後の目標はなんですか?

Zuttug : クドウヒロタカはまだ23歳です。10代からこんなにアホみたく、この身をささげるTシャツと出会えたことに、とても感謝しています。Zuttug はこの12月で区切りをつけますが、Tシャツを愛する一人として、これからも「らしさ」を追求して「やらかソウル」でTシャツを遊びつくしていきます。

どじょー : では最後に、Tシャツ部をご覧の皆様に一言お願いします。

Zuttug : もし、どこかで「わぁーっ、この人やらかしちゃってるなぁ」っていう人を見たら一言かけてやってください。

どじょー : 今日はありがとうございました!

Zuttug : こちらこそ、ありがとうございました。
えーと何時間、話していたんだ?

どじょー : 4時間です。このインタビューでも「やらかし」ましたね(笑)。



対談はこれで終わりです。

インタビュー内で話されていたように Zuttug は2008年末を持って閉店いたしました。Tシャツビジネス塾で最初に Zuttugさんに出会ったときのことを今でも覚えています。そして、彼の活動をイベントやネットを通じてみてきまして「4年間全速力で駆け抜けてきた」と深く思っております。

Zuttugさん4年間の間Tシャツお疲れ様でした。そして今回インタビュアーを行っていただいたどじょーさん、ありがとうございます。

ということで、今回ご協力いただいた「Zuttug」のサイトはコチラ。このインタビューを読んだ後にサイトを見てみると、新しい発見があるかもしれませんよ。

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