第42回目「Tシャツブランドインタビュー」~Mars16編(2008年版)

第42回目のTシャツブランドインタビューは「Mars16編(2008年版)」です。

Mars16のサイトはこちらです

 Mars16
 http://www.mars16.com/


今回のインタビューはMars16さんにお話をお伺い致しました。2008年にお話を伺ったものです。

2005年版のインタビューがこちらにありますので、読み比べて時の経過を楽しんでみてはいかがでしょうか?

第42回目「Tシャツブランドインタビュー」~Mars16編(2008年版) (2008/11/27収録)

クラゲ : 今日はよろしくお願いします

Less : お願いします

クラゲ : では、最初にブランド名と自己紹介をお願いします

Less : MARS SIXTEENのLessといいます。1999年よりブランドをスタートし来年で10年目を迎えます

キン肉マン[アシュラマン]
キン肉マン[アシュラマン]

クラゲ : おー!もう10年目なんですね。おめでとうございます!

Less : そうなんですよ、早いものですね

クラゲ : ほほー。最初の頃はどうやって販売していたんですか?

Less : まずやったのはフリーマーケットでの販売。全く売れませんでしたね。で、次は事務所の近くでお店をオープンして売ろうとしました。

クラゲ : そこで販売は軌道に乗ったんですか?

Less : いやあ、これが全く(笑)。お店もすぐに畳んでしまいましたし、どうしようか?みたいになりまして、でインターネットでの通販をコツコツはじめたわけです。

クラゲ : インターネット通販を開始されたのは何年前ですか?

Less : MARS SIXTEENを名乗ってからなので99年ですね。

クラゲ : 当時ってインターネットでTシャツ売ってらっしゃるブランドってありましたか?

Less : あ、もう結構いましたよ。ハンバーグ009とかはもう既に結構な点数を売っていたと思います。

ラブライブ![東條希ver.]
ラブライブ![東條希ver.]

クラゲ : インターネット販売をはじめてみての手ごたえはいかがでしたか?

Less : これもなんだかなぁという感じで(笑)。ただ初期は僕らはある種狂ってましたので、お客さんがすぐに買えない様にいろいろ細工したりとか、1ヶ月限定販売とか言って売れなかったらお客が悪いんだとか毒づいたりしてましたね。

クラゲ : 楽しそうだけど、売れ行きは…な雰囲気が(笑)

Less : そうそう。でもネットとかで割と話題にはなって。初期のMARSマニアなるものが生まれるきっかけにはなりました。

クラゲ : そこから方向転換しだしていくわけですか?

Less : 今から考えたらバカみたいな話なのですが、駄目になって初めて気付く人種なんですよね、僕って。まあそれは今もですけど。例えば昔のMARS16のTシャツはフラッシュゲームをクリアしないと購入できなかったわけですが、あるとき全く注文がこなくなったので何でだろみたいになったわけですよ。そしたら、ゲームがバグでどうやってもクリアーできなくなってて、全く購入できないようになってたんですね(笑)。で、ウチの新しいメンバーが「何で注文の前にゲームあるんですか」みたいに言い出して。で、よく考えたらゲームって別にいらないんですよね(爆)

クラゲ : 斬新過ぎてとんでもないアイデアでしたね(笑)

Less : (笑)で、そこで初めて方向転換するんですよ。

クラゲ : そこからどうなっていくわけですか?

Less : で、そういうのが少しづつ少しづつなくなっていって、気がついたらやっと普通のWEBサイトを作ることができるようになったわけです

キン肉マン×ふなっしー
キン肉マン×ふなっしー



クラゲ : 10年間振り返ってみて、いかがでしたか?

Less : まあ、いろいろありましたよねー。特に最近は自分のソロブランドとかもやっているので、かなり激動になってきました。

クラゲ : 10年続いてきた秘訣とかってなんでしょうかね?

Less : うーん。そこはよくわからないのですがあえていうとするならば辞めなかったということですかね。

クラゲ : 主催イベントのワンダーTシャツフェスティバルも先日で60回を重ねましたよね?

Less : そうなんですよ、5周年を迎えました。

劇場版 魔法少女まどかマギカ[新編]叛逆の物語「鹿目まどか」
劇場版 魔法少女まどかマギカ[新編]叛逆の物語「鹿目まどか」

クラゲ : ワンダーを元々スタートしたきっかけを教えてもらってもよろしいですか?

Less : 元々僕らがタイトーさんと組んだシリーズを発売しだしたことからゲームのタイトルが無数にリリースされるようになり、で、その販売イベントがどこかでやれないかな?と思うようになってたんですよね。で、秋葉原はやっぱゲームのイメージとイコールだし楽しいかなと。

クラゲ : 売上げ枚数でガチンコで順位を決めるというルールはどういうところから?

Less : それは3回目からですね。コアチョコとイナズマチャンピオン(現:イナズマチャンピョンプラス)が入ってきたのでどこが1位かはっきりさせようと。で、毎回毎回そっからブランドが増え続け今の状態になりました。

クラゲ : ルールに関しては賛否両論あるかと思うんですが、Lessさんはどうお考えですか?

Less : 今はちょっと後悔の部分もあるんですよね(苦笑)。でも全体的には自分のブランドが頑張ってやったことがチャンピオンという形で報われることがあるわけだし、こういう試みは他のどこでもやっていないということが、Tシャツの歴史を新たに塗り替えているっていう意識にもなります。

ソニック&オールスターレーシング TRANSFORMED[ALL STAR ver.]
ソニック&オールスターレーシング TRANSFORMED[ALL STAR ver.]



クラゲ : 先ほどご自身のソロブランドもされているとのお話でしたが、ソロブランドをされるようになったのはどうしてですか?

Less : これはですね。元々火星(マーズ)というのは2つの衛星を持っていて「フォボス」と「ダイモス」というんですが、地球で言う月ですね。で、そういう構想が初期からMARS16にはあって、2つのソロ衛星を作ろうと考えていたんですよ。で、一個目の榮菟が2005年に生まれ、二個目のHR/HMが僕のソロシリーズとしてWTF限定モデルから発展して出来上がったんです。

榮菟(EIGHT) 慶(ケイ)
榮菟(EIGHT) 慶(ケイ)

クラゲ : ソロブランドをやってみての感想はいかがですか?

Less : 僕らはコラボブランドという認識が強いわけですが、これってかなり相手があって制約されるデザインが多いんですよね。で、ソロの場合は自由にやって全然問題ないわけで。何かこう開放的な感じが自分の中で生まれだしましたね。

クラゲ : そうなると今は「コラボブランド」「ソロブランド」「ワンダーTシャツフェスティバルの運営」他。という感じになってらっしゃるんですか?

Less : ですね。

クラゲ : Tシャツで進化し続けてますね。

Less : ええ!こだわりというのは膨張し続けますしね。最高傑作みたいなピークポイントというのはやっている人間にはないんですよね。

HR/HM Series BLUE RECORD
HR/HM Series BLUE RECORD



クラゲ : 10年間Tシャツで走り続けているLessさんが10年前と今のTシャツ業界を比べると一番の違いってなんでしょうかね?

Less : そうですね。やっぱみんな恐ろしくレベルが高くなってきているって事なんじゃないですか。パソコンでデザインするということが一般化してネットでいろんなTシャツを見ることができるわけですから。

クラゲ : 数年前はブランドさんが沢山生まれつつある状況ってあったじゃないですか?そこから増え続けていて、レベルも上がってるってことでしょうかね?

Less : そうですね。もう有象無象とでもいいましょうか?まあなんでもありですね。大体はいなくなりますが、レベルの高いのは残ってますよね。

クラゲ : 確かに続けることが一番難しい気がしています。

Less : うん。でも星の数ほど増えたのはインターネットの爆発的発展と同じなんですよね。だから残る率も増えてはきてますよ。いろんな生き残り方が今はありますから。

キン肉マン[四次元殺法コンビver.02]
キン肉マン[四次元殺法コンビver.02]

クラゲ : 注目のブランドさんとかいらっしゃいますか?

Less : 今はそうですねー。こないだWTF(ワンダーTシャツフェスティバル)に出ていただいたマウンテングラフィックさんはやっぱ凄かったですねえ。

クラゲ : 僕も好きなんですよ

Less : おお。

クラゲ : ソロブランドをされるようになってから、他のブランドさんの見方が変わってきたんじゃないですか?

Less : そうですね。より絵画的な見方をする傾向はあるかもしれません。自分が描けるか描けないかみたいな(笑)

クラゲ : これからの目標ってどんな感じでしょうかね?

Less : まずはもっともっと自分のブランドをメジャーにしたいと思っています。頑張ります!



対談はこれで終わりです。

Tシャツに対する思いは変わらないまま、Tシャツを使って進化し続けているLessさんが見えてきました。2005年版と比べてみていかがでしょうか?

 Mars16
 http://www.mars16.com/

ということで、今回ご協力いただいた「Mars16」のサイトはコチラ。このインタビューを読んだ後にサイトを見てみると、新しい発見があるかもしれませんよ。

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