第19回目「Tシャツブランドインタビュー」~CAPITAL RADIO ONE

Tシャツブランドインタビュー第19回目は「CAPITAL RADIO ONE編」です。

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 CAPITAL RADIO ONE
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第19回目のブランドインタビューは、「CAPITAL RADIO ONE」の梶さんにお話を伺いました。

音楽好きにはたまらないTシャツをデザインされている梶さんにブランド立ち上げから、ミュージシャンとのコラボについて色々とお伺いしてみました。

どのようなお話が聞けるでしょうか?お楽しみに。

第19回目「Tシャツブランドインタビュー」~CAPITAL RADIO ONE (2006/3/4収録)

クラゲ : 今日はお願いいたします。

キャピタル梶 : 宜しくお願い致します。

クラゲ : では、最初にですが、ブランドさんの自己紹介をお願いできますでしょうか。

キャピタル梶 : 音楽をモチーフにしたブランドです。「CAPITAL RADIO ONE」という名で、音楽モチーフにこだわった、遊び心があふれるデザインを探究しています。WEB販売の他にも、ロックバンドのツアーTシャツの製作や、野外音楽フェスでの出稼ぎ販売など、音楽に関連した活動もしています。

ミートルズ
ミートルズ

クラゲ : 梶さんがTシャツを作られるようになったきっかけを教えていただいてもよろしいでしょうか?

キャピタル梶 : 面白いTシャツとバンドTが好きで、自分でも遊びで作ってみたいなと。それでMacを買って、自分用をつくり始めました。それが面白くなってフリマで売りに行きだしまして。

クラゲ : ほー。フリマで売り始めたというのはどれくらい前のお話ですか?

キャピタル梶 : 1999年ですから、7年前くらいからです。

クラゲ : そのフリマで売ってらしたのは、Macで自作されたTシャツですか?

キャピタル梶 : そうですね、自作のTシャツです。販売していたのは大阪や京都のフリマが中心で、会社の休みの土日の度に行ってました。初めは、音楽モチーフというより、パロディものが多かったですが。

クラゲ : 1999年当時ですが、どのような方法でTシャツを作られてました?

キャピタル梶 : 手書きをスキャンして、イラストレーターでアウトラインをとるのが主でした。プリントは、最初はアイロンプリントから始めて、2000年あたりからプリント業者でシルクスクリーンプリントに変えていった感じです。

バッキンガム
バッキンガム

クラゲ : 手書きの原画をMacで起こしていく感じなんですね。イラストは昔から得意だったりしました?

キャピタル梶 : いや、得意ではないです。小学生の頃、漫画家にあこがれて、毎日描いてましたが、その程度で。Macの力でなんとか形になってる次第です。

クラゲ : そうやって制作されたTシャツをフリマで販売されていたとのことですが、当時のお客さんの反応はいかがでした?

キャピタル梶 : 「お前、フリマでなんぼのTシャツ売っとるねん」って言われたりしましたねえ。

クラゲ : えぇぇー!関西のフリマってストレートですね(笑)ぶっちゃけ、1999年に自作のTシャツをフリマで販売されていたときって、売り上げはどうでした?

キャピタル梶 : 4万円くらいでしたよ。

クラゲ : それは、思ったより「良かった」でした?

キャピタル梶 : 周りにTシャツやってる人がいなかったので、よくわかりませんが、楽しかったので「良かった」ですね。

クラゲ : フリマだと、お客さんからの生の感想が聞けたりすると思うんですが、当時のお客様の感想とか、覚えてらっしゃいますか?

キャピタル梶 : 印象的なコメントという訳ではないんですが、「これ面白いですね」と自分が作ったデザインに声をかけてくれるので、人って優しいいなあと実感しましたね。お客さんのひとことで、今まで続けている感じです。

クラゲ : そういう声ははうれしいですねー。

キャピタル梶 : あっ、「FUJI ROCKのオフィシャルやってください!」が嬉しかったですねえ。やらせてもらえるんなら、いくらでもやるんですがねえ。

デリバリー
デリバリー



クラゲ : その後ですが、フリマの後は、ブランドとしてどのような形になったんですか?HPを作成されたりでしょうか?

キャピタル梶 : 関西で『カジカジ』というファッション雑誌がありまして、そこで、3cm x 4cmくらいでしたか、小さい広告が無料で掲載してもらえるページがあるんですよ。そこにうちのTシャツのデザインを何回か掲載してもらってるうちに、お店さんから取扱いしたいと連絡をもらうようになって、取扱いが決まってあわててブランド名をきめたりして。

クラゲ : では「CAPITAL RADIO ONE」というブランド名はそのときに決まったと。

キャピタル梶 : そうですね、一晩で決めましたね。 まさか、何年もやるとは思ってませんでしたし。

クラゲ : ブランド名の由来を教えていただいてもよろしいでしょうか?

キャピタル梶 : CDラックにあるCDの曲名をはしから見て行って、いくつかピックアップして、ラジオっていうのが音楽っぽいし、ONEというのが1にでもできるから、デザインのスペースを埋めるのに、色々と使えるかなとちょっと長めにしました。

「京都ガレージブランド CAPITAL RADIO ONE」という前につけているのは、秘密戦隊ゴレンジャーの秘密戦隊の部分のイメージです。ガレージで練習するからガレージバンドって言われるようになったと聞いたんで、うちはガレージセールで販売するからガレージブランドっていうのをつけました。

Orchestra
Orchestra



クラゲ : キャピタルさんのTシャツのデザインを見てますと、色々な題材が音楽と融合してまして「うさぎ」なんかは、僕も見た瞬間に即買いしたんですが、こういうデザインのアイデアというのはどうやって考えてらっしゃるんでしょうか?

うさぎ
うさぎ

キャピタル梶 : お買上げいただいたんですか!有難うございます。

クラゲ : ええ、見た瞬間に即買いさせていただきました。更にこちらの「進化」は、Tシャツコレクションの写真を音楽好きの知人の家に撮影に行ったときに見かけて、すごく気にいったんですよ。僕も欲しくなって「どこで買ったの?」と聞いてみたけど、本人はどこで買ったかは忘れてしまったそうで、残念な思いをしていたら、キャピタルさんのサイトで再会したら、ってこともあるんですよ。これらのデザインを見ますと、上手に音楽との融合がされてて「すごいなぁ」って思ってます。

進化
進化

キャピタル梶 : ありがとうございます。ロックテイストで、なおかつ着れるバカTシャツというのが、初期のコンセプトで(まあ、今もなんですけど)。進化してる絵でどうボケようかな~と考えていて、最後がギターもっていたら、奥深いんじゃないかなと。「うさぎ」も、最初はクラッシュの「ロンドンコーリング」のパロディを考えていて、気がついたら和風の絵になってましたけど、とりあえず、音楽をモチーフにボケようとしてますねえ。

クラゲ : 「ロック」らしさと「和風」って相反するところだと思うんですが、「うさぎ」については、そこがすごく上手に融合されてるなぁって思ってて、僕の大好きな1枚です。

キャピタル梶 : ありがとうございます。同じジャンルの音楽が好きでも、着てる服は、かたや夏でも革ジャン着てる方もいれば、ファッションはロックテイストはあまりという方もいらっしゃるので。ロックテイストというのは大事にしていますが、和風もあれば、ガイコツのもあったり、写真を使ったものもあったり、できる限り、違う雰囲気がでるようにしたいと思っています。ただ、ひとりで作ってるので、どうしても同じ空気になる事もありますが。

クラゲ : 先ほどの「フジロックの公式Tシャツ作って」みたいな「こういうTシャツ作って」みたいなリクエストってきたりすることがあったりします?

キャピタル梶 : 時々ご意見頂きますね。こういう楽器を使って下さいとか。例えば、「トランペット」とか「バイオリン」とかご意見頂きました。音楽モチーフですが「単に楽器の絵」をプリントしたTシャツとかは、うちではやっていないんで、うまくネタが思い浮かべば作れるんですが、なかなかお題にあわせてネタ作りというのが難しいですねえ。あと「どこどこのバンドのバンドT作って!」というのも言って頂きますねえ。これも、勝手にやらせてくれるなら、いくらでもバンドTやるんですがねえ。バンドTは、もっともっともっとやりたいですから。



クラゲ : バンドTといいますとサイトで色々なバンドさんとのコラボTシャツがあったりするんですが、こちらはどのよういきさつでコラボをされてらっしゃるのか、教えていただいてもよろしいですか?

キャピタル梶 : 簡単に言うと、ライブ会場にいって「このデザインでTシャツ作らせて下さい」と言いにいく感じです。Tシャツの絵を片手に、楽屋までいれさせてもらうんですから、怪しいですよね。

クラゲ : すごい行動力ですねー。そのときのアーティストさんの反応ってどういう感じなんですか?

キャピタル梶 : 「この絵だったらいいよ」って感じですごく優しく対応して下さいますよ。アーティストさんと直接話すんで、気持ちをくんで、使っていただいてるんだと思っています。基本的に好きなバンドさんに見てもらいにいきますんで、ただの異質なファンですね。

クラゲ : だはは。でもTシャツを作るときが決まった瞬間って無茶苦茶うれしいんじゃないすか?

キャピタル梶 : もう、めちゃぐちゃ嬉しいですね。中学生の頃から聞いてたバンドさんとかもありますから。LIVE通いはじめた頃とか思い出しますし。

クラゲ : Tシャツっていいの着てると、自慢したくなると思うんですけど、そこが更に一歩進んで、好きなアーティストのTシャツをデザインできるなんて無茶苦茶うらやましいですよー。

キャピタル梶 : ホントにありがたいです。ファンレターのような感じで作っていますから、採用になったときは、まんが道で満賀道雄が手塚先生にファンレターの返事をもらった場面みたいに喜んでます。

クラゲ : だはは。なんか姿が目に浮かびます。

チキン
チキン

クラゲ : サイトでは、お笑い芸人ダイノジさんのTシャツも制作されてらっしゃいますが、こちらはどういう感じでTシャツを作成されるようになったんですか?

キャピタル梶 : 最初、うちのTシャツ着て、テレビにうつってるのを目撃しまして、でお礼のメールをしたのがきっかけで、ダイノジさんのイベントのTシャツの話がきた感じです。ダイノジさんが、ケツメイシさんのPVの中でうちのTシャツ着て下さってたときもビビリましたね。サビの部分で着て下さってたので、しょっちゅう流れていて、あの時は、ほんと感動的でしたね。ほんとに、感謝感謝です。

クラゲ : どのような課程でデザインが作られていくのか教えていただいてもよろしいでしょうか。

キャピタル梶 : ダイノジさんのは、ダイノジの大谷さんから、こういう感じでって指示を頂きますね。

クラゲ : 個人的には「KING OF LIVE」のデザインが最高にいいなぁ、って思ってたりします。

キャピタル梶 : 有難うございます。女の人をモチーフにという指示で、ああだこうだと、いじってるうちに後ろ姿になりまして。金色のインクは大谷さんの指示で。金色がデザインに栄えて、大正解の配色だったと思います。

クラゲ : 大谷さんは音楽好きで有名ですが、Tシャツも大好きな方と聞いてますので、さすが、ツボを心得た感じだなぁ、と思ってます。

ドラム
ドラム



クラゲ : 話は変わってですが、梶さんが気になっているブランドさんを教えていただいてもよろしいでしょうか?

キャピタル梶 : ランドリーさんですね。ロックフェスでも、お客さんがよく着てられるんですよね。あと、どうやったらTシャツメインの展開で、あんなに店鋪やっていけるんだろうなと。いつも感心しています。

クラゲ : 確かに、ランドリーさんはTシャツメインで、全国展開の店舗もあり、すごいですね。

クラゲ : 最後になるのですが、今後の目標について教えていただいてもよろしいでしょうか?

キャピタル梶 : バンドさんとのコラボグッズを、より深めていきたいです。

クラゲ : 例えば「こういうグッズを作ってみたいなぁ」とか、あったりしますか?

キャピタル梶 : バンドもファンも、みんなが納得できるデザインが目標ですね。あと4月に発売予定なんですが、KISSのTシャツをやるんですよ。あの顔に化粧をした外国のバンドの。

クラゲ : おおお!!!まじっすかー!

キャピタル梶 : 国内のバンドはもちろんですけど、海外のバンドさんのライセンスTシャツみたいなのも積極的にやっていきたいですねえ。KISSのTシャツも、もうホントうちっぽく仕上がってますんで。海外のバンドのツアーTシャツを、もしうちが作っていたら、というテーマでやってみたいなと。

クラゲ : そのTシャツはキャピタルさんのサイトからも買えたりするんですか?

キャピタル梶 : うちのサイトでも販売致しますよ。 裏話ですが、基本的にこういったライセンスTシャツは、決まった写真とロゴを使って、制約だらけの中で10デザイン作って1~2デザインがOKでるという世界だそうで。KISSのデザインはロゴは使いましたが、写真は使ってないんでかなり問題作です(笑)

クラゲ : ほほー。 楽しみにしてますねー。

キャピタル梶 : ありがとうございます。

クラゲ : 最後にですが、Tシャツ部をご覧の皆様に一言いただいてもよろしいでしょうか?

キャピタル梶 : 音楽モチーフのデザインだけやってますが、気楽にヒトコマ漫画を見る感じで、サイトに遊びに来てやって下さいませ。

クラゲ : 今日は長い時間ありがとうございましたー。

キャピタル梶 : こちらこそありがとうございます。

ヤギ
ヤギ



対談はこれで終わりです。

個人的に興味深かったのが、アーティストとのコラボTシャツをどうやって作っていくかのところでした。よく皆さんから「あそこのブランドさんは○○の公式Tシャツをデザインしてますが、どういう方法でコンタクトとったんですか?」と質問を受けることがあるのですが、その答えがここにあると思います。

音楽好きの方には是非見てもらいたいブランドさんですよ。実際クラゲも音楽好きなんで、ちょこちょこ新作チェックしてます。

ということで、今回ご協力いただいた「CAPITAL RADIO ONE」のサイトはコチラ。

 CAPITAL RADIO ONE
 http://www.cro.jp

このインタビューを読んだ後にTシャツを見てみると、新しい発見があるかもしれませんよ。

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